内容説明
成長し続けるためには、どのような「思考」と「行動」が必要か。成果をあげるために身につけるべき能力と心すべきポイントを整理した、セルフマネジメント実践の書。
目次
1 知識労働者として働く(情報と知識の違い;知識は、成果の原動力 ほか)
2 成長するために(成長は、自己責任;自己開発の本質 ほか)
3 貢献なくして成果なし(外の世界に目を向ける;三つの領域 ほか)
4 強みを生かす(強みは知識を貢献に変える;強みはかけがえのない資産 ほか)
5 集中する力(集中のインプット面;集中のアウトプット面 ほか)
著者等紹介
上田惇生[ウエダアツオ]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶応義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。ドラッカー学会代表
佐藤等[サトウヒトシ]
佐藤等公認会計士事務所所長、ドラッカー学会監事。1961年函館生まれ。1984年小樽商科大学商学部商業学科卒業、2002年同大学大学院商学研究科修士課程修了。1990年公認会計士試験合格後に開業し、現在に至る。主催する(有)ナレッジプラザの研究会として「読書会」を北海道と東京で開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ~@豆板醤
26
4!【初心に返る本】インターン先でお世話になった先生の著書。働いてから読むとまた違った気づきがあり、いいタイミングで読めた。自らの強みに集中し得るべき成果を明らかにした上で取り組むこと、というのが要点。今後も定期的に読み返し軌道修正に役立てたい。「何によって覚えられたいか」「セルフスターターになる」「聞け、話すな」「自分磨きの到達点を決める」2017/06/07
犬こ
16
ドラッカーが説いてきたことをセレクトし、項目ごとに、まとめた本。ドラッカーも素晴らしい思考の持ち主で、その考え方・在り方には随所、納得させられます。ところどころある問いかけリストは、時々振り返ってみるのが良さそう。2014/12/16
shinjihm
10
本を読んで学んだことは単なる「情報」ですが、学んだことを実行して経験をしたことは「知識」になります。ただやみくもに努力をするのではなく、なによりも成果をあげることを目標にする。職場の人間関係も、はじめに共通の目標があって、それをみんなで協力して成し遂げようとするから、そこに信頼関係が生まれるのであって、その逆ではないんですね。また、いつまでに何をやるのか、何のためにそれをやるのか、と常に自分の頭で考えて行動する。そんな、すぐに仕事に取り入れられるメソッドが盛りだくさんの一冊です。2016/12/03
とみやん📖
9
チームワーク編に続く2作目読了。コンパクトでとてもよい。「集中」とは、意識ではなく、資源のことだったとは。自他の強みへの意識が足りないなぁ。卓越者には遠いなぁ。などと、少し弱気に。確信に基づく歯切れのよいドラッカー教授の断言の数々、勉強になります。2017/10/10
Gatsby
9
付箋をたくさん貼ったので、繰り返し読むことにしよう。どこかで誰かが言ってた言葉だと思ったら、みんなドラッカーの言葉だったのだ。最近、私の業界にもドラッカーの視点を取り入れる必要性が生じているが、さっと読んでしまうと当たり前なのだが、やはり具体的な行動のレベルにまで持っていくのは大変だ。実践シートはいいアイディアであり、研修を受けるような感じで読み進めることができた。行動編も読む予定。2010/11/05