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内容説明
暗黒な部分は、ネガティブ・ポジティブ両面をあわせもつ―。ユング派分析家である精神科医が3つの角度より統合失調症を考察し、破壊から創造への道を探る。
目次
第1章 統合失調症とはどのような病か?(五人の事例;精神医学の視点から;ユング心理学の視点から ほか)
第2章 統合失調症の心理療法(五人の治療経過;心理療法に取り組んだ精神医学の先人たち;ユング派分析家たちの取り組み ほか)
第3章 結論―統合的治療のために(ユング心理学・精神医学・仏法を統合した治療;法華経の象徴解釈;まとめ)
著者等紹介
前田正[マエダタダシ]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。日本ユング派分析家協会(AJAJ)分析家。常葉大学健康プロデュース学部教授。医学博士、臨床心理士。横浜市立大学医学部卒業。スイス・ユング研究所の訓練・資格候補生を経て、ユング派分析家国際資格取得。精神科病院の医長、副院長を歴任。専門はユング心理学、臨床心理学、精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
恋
0
残り数10ページで読むのをやめた。内容が偏りすぎている。 統合失調症へ接近するための知識量だけは凄い。「統合失調症の病理をこんな角度からも捉えられるんですよ」と紹介する学説の多様さは確かに厚みはある。 だが、結局この本が主眼としてるのは、著者の法華経への思い入れである事が残り数十ページで明らかになる。そこで読むのをやめた。 端的にいうと、エビデンスがない。具体的にその理論から治癒に至ったエピソードが希薄で、知識として豊富な料理を盛り付けましたという内容。これをバイブルに治療に充られた患者は堪らない。2020/05/01