出版社内容情報
LGBT関連の法的諸問題を知ることで、個人、行政、企業等から相談を受けた弁護士が、正しい知識をもとに対応するための一冊。さまざまな場面に潜むLGBT関連の法的諸問題を知ることで、個人、行政、企業等から相談を受けた弁護士が、正しい知識をもとに対応するための一冊。LGBTの現状と動向の基本的な理解を押さえたうえで、法律相談対応事例をQ&A形式でわかりやすく解説。
・LGBT関連の法律相談対応事例をQ&A形式でわかりやすく解説しています。
・行政、企業等における、今後発展し得るLGBT関連の法的諸問題を事前に把握できます。
・弁護士として知っておくべきLGBTの基礎知識(数値面での分析、現行法・制度上の取扱いと問題点等)を俯瞰できます。
・LGBT関連の法律相談対応事例を通じて、弁護士としての基本的な心構えについても示しています。
第1章 LGBTの理解
1 性の多様性について
(1)性の要素とは
(2)LGBTとは
(3)LGBT以外の性的マイノリティ
(4)性同一性障害と性別違和
2 LGBTの人口
(1)はじめに
(2)LGBTにとっては自分らしく生きることを選択すること自体に障害がある
(3)LGBTにとっては自分らしく生きようとしても様々な不都合がある
(4)真の解決には
3 LGBTが抱える問題
第2章 現状と取組み
1 LGBTをめぐる国際的動向
(1)人権保障に関する動向
(2)同性婚
(3)法律上の性別の取扱い
(4)迫害が続いている国々
2 国の取組み
(1)現行制度及び改正
(2)今後の法整備等の要請
3 地方自治体の取組み
(1)条例、その他の制度設計
(2)宣言、その他の取組み
(3)学校教育
4 企業の取組み
(1)企業の利益とLGBT対応
(2)具体的な取組み
第3章 弁護士の基本的な心構え
1 LGBT当事者は身近に存在することを意識する
2 LGBTに関する基礎的知識を学ぶ
3 LGBTが抱える困難や苦悩を知る
4 LGBT当事者に共感する
5 おわりに
第4章 LGBTに関わる諸問題
1 家事
(1)同性パートナー関係の成立に関する相談
(2)同性パートナー関係の解消に関する相談
(3)同性パートナー間における子供に関する相談
(4)戸籍の変更に関する相談
2 労働
(1)採用に関する相談
(2)採用後の不利益措置に関する相談
(3)就業環境等に関する問題
(4)職場におけるハラスメントとアウティングに関する問題
(5)事業活動に関する問題
3 その他一般民事
(1)アウティング
(2)同性パートナーからの暴力に関する相談
(3)同性からのストーカー被害に関する相談
(4)住宅の賃貸借に関する相談
(5)医療に関する相談
(6)公共サービスに関する相談
(7)学校生活に関する相談
4 刑事
資料
東京弁護士会 LGBT法務研究部[トウキョウベンゴシカイエルジイビイティイホウムケンキュウブ]
内容説明
LGBTの現状と動向の基本的な理解を押さえたうえで、法律相談対応事例をQ&Aでわかりやすく解説。
目次
第1章 LGBTの理解(性の多様性について;LGBTの人口;LGBTが抱える問題)
第2章 現状と取組み(LGBTをめぐる国際的動向;国の取組み;地方自治体の取組み;企業の取組み)
第3章 弁護士の基本的な心構え(LGBTは身近に存在することを意識する;LGBTに関する基礎的知識を学ぶ;LGBTが抱える困難や苦悩を知る;LGBT当事者に共感する)
第4章 LGBTに関わる諸問題(家事;労働;その他一般民事;刑事)
資料(PRIDE指導;渋谷区のパートナーシップ証明書の案内;渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例)