社会変革する地域市民―スチュワードシップとリージョナル・ガバナンス

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784474018198
  • NDC分類 318.953
  • Cコード C2031

内容説明

アメリカ地域再生の具体例が数多く紹介され、その地域社会構築の原理原則は地域の自立による分権社会を目指す日本の進むべき道を明確に示唆。

目次

再生に成功したアメリカの地域(圏)と我が国の新しい地域像―みずから運命を切り拓く地域コミュニティ
序章 アメリカの社会実験は続く―対立が価値を生みだす
第1章 個人とコミュニティ―自由な個人が犠牲を覚悟して地域便益の極大化を図る
第2章 信頼と説明責任―地域に責任のウェブ(蜘蛛の巣状のネットワーク)をつくりあげる
第3章 経済と社会―地域の命脈を握る基幹循環を強化する
第4章 人と地域―クリエイティブなつながりをつくる
第5章 保守と変革―危機意識が地域を救う
第6章 理想と現実―地域の弾性をつくりあげる
第7章 新たな市民革命家の台頭―スチュワードシップへの呼びかけに応える

著者等紹介

小門裕幸[コカドヒロユキ]
大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に入行。アメリカ(地域)の再生期・インターネット革命黎明期にアメリカに駐在しシリコンバレーとの交流を深め、日本に向けて情報発信を始める。帰国後、シリコンバレーとの交流促進等を目的にしてNPO・スマートバレージャパンの設立に発起人として参加。その後も、志を同じくする人たちと、カリフォルニア州を中心とするベンチャー企業家・地域活動家・都市計画家とのネットワークを生かして、IT化時代の地域活性・再生を支援する電子コミュニティ協会を、また新しいまちづくりのお手伝いをするサステイナブルコミュニティ研究所を立ち上げ、我が国に地域市民による地域市民のための新しい地域ガバナンスを実現する原理を提唱している。なお政策投資銀行時代ベンチャーキャピタル新規事業投資を設立、現在もベンチャー企業、ベンチャーキャピタルなどベンチャー支援業界との関係が深い。法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はベンチャー企業論、地域経営論

榎並利博[エナミトシヒロ]
東京大学文学部考古学科卒業後、富士通(株)入社。自治体のシステムエンジニアとして十数年間現場でのシステム開発に携わり、住民情報システム、財務会計システム、地図情報システムなどの開発をとおして現場での事務運用の問題について取り組む。(株)富士通総研へ出向後、これらの経験を生かし、電子政府・電子自治体およびニュー・パブリック・マネジメントに関するコンサルティングやリサーチ活動を展開している

今井路子[イマイミチコ]
インディアナ大学大学院(行政学修士)卒業後、(株)富士通総研入社。公共コンサルティング事業部のコンサルタントとして、自治体の情報化計画策定や行政と市民のコミュニケーション、地域ブランド戦略等に関するコンサルティングやリサーチ活動に従事している
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