内容説明
大学教員に求められる知識と技術を提供。前半では、大学の教育業務において必要とされる授業のデザイン(学習内容をどのように構成・配置するか)と教育方法(どのように教えるのか)に関する基本的な事柄を説明。後半では、初年次の学生を対象として行われることの多いスタディ・スキル教育を担当する際に必要となる基本的な事柄について説明した。資料編では、スタディ・スキルの指導場面で使える資料や授業実践例を掲載している。
目次
第1章 シラバスの書き方
第2章 さまざまな授業方法
第3章 講義を「もっと」よくする工夫
第4章 学生の成績評価
第5章 授業の振り返り
第6章 スタディ・スキルとは何か?
第7章 スタディ・スキルの授業デザイン
著者等紹介
佐藤浩章[サトウヒロアキ]
愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室副室長/准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イチイ
1
新米大学教員向けに授業デザイン、初年次教育における学習スキルの授業方法、授業に使えるワークや資料をまとめた大学を対象とした教授法の入門書。数時間で読める分量に基礎的な情報が一通りまとめられており扱いやすい。スタンダードな参考書としてよくまとまっている。2018/09/12
すぐる
0
◎:大学教員が授業を準備し運営するのにとても役立つ内容。ぜひ手元に置いておきたい。授業内容の構成などはあまり書かれていないので、このあたりはIDの本を一冊用意しておくとよいと思う。2013/11/15
タカキ
0
ハンドブックとして大学授業に関する情報が整理された一冊。とくに(自分がまさにそうなのだけど)初年次教育を担当している教員にとっては、〈引き出しを増やす〉、〈自分の授業をふり返り、さらに肌理細かい計画を練る〉うえでのヒントを与えてくれる。2012/11/20