留学生の異文化間心理学―文化受容と援助の視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784472402494
  • NDC分類 377.6
  • Cコード C3037

内容説明

本書は、著者自身の業務を通しての経験をもとに、質問紙調査の結果や公開することを了解してもらったカウンセリングの事例を参考に、日本で学ぶ留学生がどのような適応上の問題をもっているかについて、おもに文化受容の視点から述べている。そして、それらの問題の解決にあたってはどのような発達的援助・カウンセリング活動が求められるかについて、考えを述べている。

目次

留学生をめぐる心理的問題
1部 留学生の文化受容態度と適応(来日1年目の留学生の文化受容態度;留学体験者の文化受容態度と日本留学満足度との関係;来日1年目の留学生の事例研究)
2部 留学生援助の課題と方法(留学生の実態;カウンセリングとPAC分析;留学生援助と心理教育;留学生援助の事例研究;留学生援助とカウンセリング活動)
文化受容と援助の総合的考察

著者等紹介

井上孝代[イノウエタカヨ]
明治学院大学文学部教授。九州大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。博士(教育心理学:九州大学)。東京都北区障害者福祉センター・グループワーカー、東京都稲城市教育相談所専門相談員、駒沢大学・和光大学非常勤講師、東京外国語大学留学生日本語教育センター・教授などを経て、現職。乳幼児、障害児、児童、青年、成人、精神障害者、留学生、在日外国人などを対象にカウンセリングやグループワークなどをはじめとする援助活動の実践と研究およびワークショップに従事してきた。1999年には総理府『世界青年の船』指導教官(カウンセラー)を務めた。専門カウンセリング心理学。著書に『異文化間臨床心理学序説』(編著・多賀出版、1997年)、『留学生の発達援助』(編著・多賀出版、1997年)、『現代のエスプリ377 多文化時代のカウンセリング』(編著・至文堂、1998年)『留学生担当者のためのカウンセリング入門』(アルク、1999年)など
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