癒しと救い―アジアの宗教的伝統に学ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784472402487
  • NDC分類 162.2
  • Cコード C0014

内容説明

本書は国立民族学博物館における共同研究「癒しと救いの民族学的研究」の研究成果の一部で、宗教的意味における癒しや救いを扱ったものである。

目次

癒しと救いを求めて
1 現代における癒しと救い(日本近現代における「癒しの技法」―手かざし(浄霊)の誕生について
聖なる狂気―沖縄シャーマニズムにおける憑依現象
「他界」の体験と時間の観念 ほか)
2 アジアの伝統における癒しと救い(ヒンドゥイズムにおける救済;インド自然哲学における解脱;仏教における殺しと救い ほか)
3 宗教実践の可能性(人は「自然」に還れるか;観想法という行法;あるネパール仏教僧の家族 ほか)

著者等紹介

立川武蔵[タチカワムサシ]
国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学兼任教授。1942年名古屋生まれ、名古屋大学文学部卒業後、ハーバード大学大学院に留学、Ph.D取得。名古屋大学文学部教授を経て、現職。専攻はインド学・仏教学。文学博士。著書に、『女神たちのインド』(せりか書房)、『マンダラ』(学習研究社)、『空の構造』(第三文明社)、『はじめてのインド哲学』『日本仏教の思想』(講談社)、『中論の思想』『ブッダの哲学』(法蔵館)、『マンダラ瞑想法』(角川書店)など
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