読むことの歴史―ヨーロッパ読書史

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  • サイズ A5判/ページ数 634p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784469250640
  • NDC分類 019.02
  • Cコード C3090

出版社内容情報

書物の歴史であると同時に、読者の歴史であり、本を読むという行為の歴史であり、本の読み方の歴史でもある。「本を書く」と「本を読む」は長年にわたって文化の中核を形成してきたのだから、これは、ヨーロッパ文化の根っ子の歴史でもある。フランス、アナール派の流れとして読書史という学問がいま形成過程にあるというが、その最初の見事な成果.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』327頁、より)

内容説明

パピルス本からニューメディアまで、書物はどのように読まれたか。時代と読書行為の相互関係に取り組んだ歴史学の新しい成果。

目次

序章
第1章 アルカイック期と古典期のギリシャ―黙読の発明
第2章 巻子本から冊子本へ―ローマ世界における読書
第3章 テクストの読解、筆写、解釈―中世前期における修道院の習慣
第4章 スコラ学時代の読書形式
第5章 中世後期の読書
第6章 ユダヤ人社会の読書―西ヨーロッパ中世における
第7章 人文主義者が読む
第8章 宗教改革と読書
第9章 読書と反宗教改革
第10章 読書と「民衆的」読者―ルネッサンスから古典主義時代まで
第11章 十八世紀末に読書革命は起こったか
第12章 十九世紀の新たな読者たち―女性、子供、労働者
第13章 読書のための読書―読書の未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

9
今年の春休みの一大目標はこれを読破することでした。三度目の正直。。。というかね(゜v゜) 実は学生時代、2度チャレンジした。「…よし!」と決意して、大学の書庫の棚から引き抜き(いまだにその棚の位置とか棚の中の位置とか思い出せる笑 何回も決意しかけては躊躇い、やめ、まーた別の日に決意しかけてはやめ、を繰り返してたから笑)、そのぶ厚く重い本を、貸し出しカウンターまで持っていく。んで持って帰る。…はっ(゜◇゜) と気づけば、もう返却日。しおりは最初のシャルチエの序章の2頁目(!)で止まってた。2度ともさ(笑)2023/03/16

ゆう

1
一章は面白かった。体験としての読書史を期待してたのに、書物史に寄りがちだったのが不満2013/12/18

( ̄∀ ̄)

1
黙読より音読の方が一般的だったって。 意外だった。2013/02/05

singoito2

0
読書好きには必読、絶対に外せない1冊です。詳しくは以下のブログをご覧ください。 https://pourqoi.at.webry.info/202012/article_2.html2020/12/06

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