内容説明
本書の目的は、世間に流布する外国語学習や第二言語習得に関連する「俗説」を取り上げ、それらが正しい根拠に基づいた説なのかどうかを検討することです。現在までの研究成果から、どの説が常識で、どの説が非常識なのか考察していきます。
目次
はじめに あやふやな説にだまされないために
第1章 まず母語習得について考える
第2章 学習者の習得順序と外国語の学習法について考える
第3章 学習者の誤りについて考える
第4章 学習者要因について考える
第5章 臨界期仮説について考える
第6章 脳科学からのアプローチについて考える
第7章 簡単に信じない力と研究の面白さ
著者等紹介
白畑知彦[シラハタトモヒコ]
静岡大学教育学部教授博士(文学、大阪大学)。現在、日本第二言語習得学会(J‐SLA)会長。専門は第二言語習得理論研究、外国語教育学研究
若林茂則[ワカバヤシシゲノリ]
群馬県立女子大学文学部教授 Ph.D(英語応用言語学、ケンブリッジ大学)。現在、日本第二言語習得学会(J‐SLA)事務局長。専門は第二言語習得研究、特に形態統語の習得
須田孝司[スダコウジ]
仙台電波工業高等専門学校講師 MA(応用言語学、エセックス大学)、修士(文学、群馬県立女子大学大学院)。現在、日本第二言語習得学会(J‐SLA)会計。専門は第二言語習得理論、TEFL
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