出版社内容情報
香港を愛してやまない著者が、切手の博物館副館長としての該博な知識を活かし、切手をはじめとした郵便物を通して香港の歴史を語る。
内容説明
東洋と西洋が出会う街、香港を歩く。気鋭の郵便学者が切手に関する該博なウンチクとともに語り下ろす、香港史の決定版。
目次
第1章 英領香港のできるまで(アヘン戦争;生まれたての植民地;黒船の時代;香港切手の誕生;香港上海銀行と東華醫院;山頂攬車がもたらしたもの;新界租借)
第2章 孫文ピカレスク(香港・孫文ツアー;エドワード朝の建設ラッシュ;二人の皇太子;広州政府の影)
第3章 難民たちの都(日中戦争から日英戦争へ;一八日戦争;“三年有八箇月”の諸相;英領香港の復活)
第4章 中国香港への道(香港ズボンとホンコンフラワー;お前も中国人じゃないのか;一九七一年のドラゴン;英中合意への道;英領香港の終焉)
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。切手の博物館・副館長。日本文藝家協会会員。切手などの郵便資料から、国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、活発な研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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