からだで作る“芸”の思想―武術と能の対話

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からだで作る“芸”の思想―武術と能の対話

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  • サイズ B6判/ページ数 243p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784469213447
  • NDC分類 773.04
  • Cコード C3030

内容説明

剣術、能、寄席の芸。それぞれの道において体得したものを語り合い、掘り下げる中から、行き詰まった西欧文明原理を超える古くて新しい身体知にもとづく文明原理が新たな意味合いを帯びて立ち現れる。

目次

第1部 武術と能をつなぐもの(武術と能―その身体を支えるもの;身体を通して文明の“根本”を生き直す;米作りが生んだ暮らしと信仰;芸と職人仕事の奥にあるもの)
第2部 震災に思う(震災とは何だったか;身体を通した学びを取り戻す)
第3部 独り、芸を生き通す(掴み取られた俗曲師への道;和芸を磨く身体;“芸”の文明、その優越を主張する)

著者等紹介

前田英樹[マエダヒデキ]
1951年、大阪府生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。主として東西の思想、文学、美術、映像を対象として論じる批評家。また、十九歳から新陰流剣術を学び、現在は新陰流・武術探求会を主宰している

安田登[ヤスダノボル]
1956年、千葉県生まれ。大学では中国古代哲学を専攻。現在、下掛宝生流ワキ方能楽師。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の舞台に接して衝撃を受け、二十代後半で入門。舞台以外でも、国内外でさまざまな形で能のワークショップを行い、異分野とのコラボレーションにも活発に取り組んでいる。また、朝日カルチャーセンターなどで能の身体技法を現代に活かす身体講座の講師も務める。その一方で、東京・広尾の寺を拠点に各地で「寺子屋」と称する私塾を主宰し、論語の独自の読み解きを軸に、幅広い興味のおもむくまま参加者と共に身体知に基づく知的探究の会を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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非日常口

7
戦後、柳生厳長氏から渡辺忠敏氏そして息子忠成氏へと受継がれた新陰流(柳生=名字/地名、新陰流=流派名)。その渡辺氏の元で基礎を途中まで稽古された前田氏、そして能の身体感覚から日本を読み解く安田氏のフロニモスな対談。かつて日本人は「待つ」ことに重きをおき、そこから時間が生まれたという。藝能には神聖と征服の二種があり、敗者の精神史と逆転のメタファーが内包された。二重熱狂にことさら揺れがちな現在、原因は多にして一の感覚を失ったからではないか?初心忘るべからずを考える一冊。2013/07/24

やま

5
時間論がわかりやすい。西欧近代の時間論が、時間を空間化して捉え、実質、時間を排除したことは、今まで多くの人の論で理解していたが、時間を時間のまま捉えるとどうなるのかいまいちわかっていなかった。間の考え方など、とてもよく掴めた。2013/08/02

Kamogawawalker

3
お二人のお話は多岐にわたり、とても興味深いことばかりで、「そうなんだ!」と驚いたり、感覚的に理解できるなあと思ったり、耳を傾けるようにページをめくるのが楽しかったです。日本古来の藝について考えるときには、からだをとおしてが何よりなのだろうなあと思いましたし、そうした体験することで、清新な心持ちになることができそうにも思いました。2013/11/10

0
こういうおじさん二人が延々とお互いの蘊蓄とか考えを披露し合いながら対談してる本好きなんだよなー(ex.思想のドラマトゥルギー、『「いき」の構造』を読む)。剣術と能を突き詰めたら西欧文明を基盤とする知を超えた身体知が身につけられるんだ、みたいな話はホンマかいなと思いつつ面白い。段々と「原発を許容する文化は構造ごと変えろ」みたいな話まで飛んでいくカルトなラディカルさはクラクラしながら楽しんだ。Gレコの富野由悠季っぽいこと言ってる。2023/04/10

うしろや

0
ニッポンすごいなあ。能の人と新陰流の人の対談。からだの動きといえばナンバ歩きだとか心ブラとかいうのをスポーツに生かすいうのが一頃ありました。あ、心ブラって心斎橋ブラブラね。で、そういう日本古来?のからだ遣いをスポーツに持ち込んでうまくいくかというと違うと思う。そもそもスポーツ、あっちのもんだから。なのに先生たちはこっちがすごいみたいなことおっしゃる。ニッポンすごい! 違うもん比べんでええやん。 安田登さんは100分で名著太平記、現在出演中です。2022/07/13

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