からだの文化人類学―変貌する日本人の身体観

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784469212938
  • NDC分類 389
  • Cコード C3039

内容説明

こわれたからだ、こわれた人間関係。日本人はなぜこんな形で遺体にこだわるのか。摂食障害やからだへの暴力がなぜ増えるのか。生も死も医療化していくなかで、揺れ動く日本人のからだを読む。

目次

第1章 器としての身体
第2章 人間関係を結べない身体
第3章 医療化する身体
第4章 隠される赤子の身体
第5章 顕わされる遺体
第6章 名前と身体と「個人」
第7章 靖国の死なない兵士たち
終章 植民地化される身体観

著者等紹介

波平恵美子[ナミヒラエミコ]
1942年福岡県生まれ。九州大学教育学部卒業。テキサス大学大学院人類学研究科留学(1977年、Ph.D取得)。九州大学大学院博士課程単位取得満期退学。お茶の水女子大学教授。専攻、文化人類学。関心の領域は広く、なかでも「ケガレ=不浄」説は、斯界の注目を集めた。近年は医療人類学の分野で活発な活動を行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aof

2
あんまり面白くなかった。出産、死亡、月経など身体にまつわる様々な儀礼などは興味深かったけど、当初の問題提起である現代社会において増え続ける暴力行為と身体観みたいな議論の展開はなかったような。2019/10/02

松尾のえみ

1
自分の体は自分のものだって思わなければ死んでしまう。2008/12/11

0
波平先生の本はどれも同じようなことが書かれている。2015/08/08

のの

0
食事の「器」として、対象化して道具や物とみなした結果の拒食症。それは共感すべき意思を持たないため、周囲の困惑を生む。 社会的参画のための医学元説を用いた生理→生理休暇の誕生。 名前は以前はストックから選ぶ「閉鎖的体系」であったが、明治以降「開放的体系」となり、自己と結びつけられていく。2011/10/26

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