内容説明
ロシア・フォルマリズム、マルクシズム理論、構造主義理論。ポスト構造主義理論。読者中心理論、フェミニズム批評をあつかって、現代文芸批評の全体像を解明する。文学愛好者必携のガイドブック。
目次
ロシア・フォルマリズム
マルクス主義理論
構造主義理論
ポスト構造主義理論
読者中心の理論
フェミニズム批評
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんかい32
4
マルクス主義をあえて省くという変なことをしてない分、イーグルトン「文学とは何か」よりわかりやすい。とはいえ、著者もよくわからず説明してるなと感じる部分もあり、バリー「文学理論講義」ほど明快ではない。まあ古い本ですから。あと「クリステヴァは詩歌における音声の使用を第一義的な性の衝動と結びつける。『ママ」』と『パパ』の対立は鼻音mと破裂音pの対置である。鼻音mは母親の『口唇性』を、一方、破裂音pは父親の『肛門性』を伝えると言うのだ」ていう記述に噴いた。おならプ~って感じすかね。クリステヴァ一生読まなくていいな2014/11/11