ことばと認識 - 文法からみた人間知性

ことばと認識 - 文法からみた人間知性

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  • サイズ B6判/ページ数 415p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784469211146
  • NDC分類 801
  • Cコード C3080

出版社内容情報

前著『言語論』における議論をさらにおし進め、言語現象を手がかりに人間の認識構造についての知見を深めつつ、合わせて研究方法についても考察を加える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

3
mindとは心的器官のシステムであり、自然科学同様に扱えるモジュール構造を持つ。「心的器官」は、各々固有な構成原理を持つサブシステムから成る相互作用とされる。文法的知識を、生得的言語能力・語用論的能力・概念システムから成る言語的知識より根本的かつ生物学的基礎を持つ、と主張する本書は、普遍文法を遺伝的プログラムで決定された装置による言語成長の理論と捉え、言語研究に心理的実在性のnature(自然、当然)を与えた。自然科学として言語学を扱うと強調する本書は多くの批判を引き起こし、統率・束縛理論へと著者を導く。2017/05/21

親橋白金(実は加藤國康)

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言語学は生物学なのだ。p320を見よ。「われわれ(人間)は、翼ではなく腕を持つことを学習するのではなく、(また)飛ぶのではなく歩き走るということ、線的輪郭による刺激の分析を伴なう双眼視を有すること、あるいは言語の規則は普遍文法の様々な条件を満たすものであるという原理にわれわれが従うことも、学習するものではない。これらの必要条件は遺伝的に決定された初期状態の諸要素である。」2009/01/14

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