内容説明
アーデンの森を舞台にくり広げられる牧歌的恋愛劇。ロマンチックな中にも人生に対する辛らつなせりふがちりばめられている。原文で読めるシェイクスピア。対注による新しい形式の注釈書。釈書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てれまこし
10
タッチストーンという道化が出てくるが、『夏の夜の夢』のパックのようには活躍しない。むしろギャニミードに男装したロザリンドと彼女に恋するオーランドーのやりとりを楽しむ。滑稽さは事情を知ってる聴衆と知らない舞台上の登場人物のあいだの認識の落差から生じるラブコメ。それでも男女が入れ替わるだけではなくて、兄弟が憎み合い、弟が兄を追放することによって乱れた身分秩序が、各々が「本当の自分」を取り戻し四組の男女の結婚で回復される。祝祭劇という性格は明らかだ。あまりにうまいこと行き過ぎなんだが、そうでないとならなかった。2023/04/04
massan19
0
初シェークスピア。四大悲劇は敷居が高く、薄かった喜劇にしました。予想してたより面白かった。いつになるかわからないけど、いつか他の作品も読みたいし、劇も見てみたい。2006/12/08
invivial
0
特に私がコメントすることはない。2009/11/30