目次
1 天皇を戴く国家―歴史認識の欠如した改憲はアジアの緊張を高める(「国民の厳粛な信託」を削除し、天皇を元首とする自民党・憲法改正草案;日本国憲法の出自を消してしまった自民党・憲法改正草案;国防の義務の創設は憲法の構造を変える;平和的生存権の削除 ほか)
2 無断合祀による戦死者独占の虚構こそが靖国神社の生命線―A級戦犯こそ靖国神社にふさわしい(はじめに―死者の追悼が問題なのでなく、英霊の顕彰という靖国神社の体現する歴史認識こそが問題;靖国神社参拝が問題なのであって、死者を悼むことが批判されているのではない;遺族の死者への想いに依拠して生き延びた靖国神社;無断合祀による戦死者の独占という虚構こそが靖国神社の生命線 ほか)
3 駒村吉重著『山靴の画文ヤ辻まこと』を読む―こころに暗闇を抱きながらも清々しい作風の画文
著者等紹介
内田雅敏[ウチダマサトシ]
1945年、愛知県生まれ。1968年、早稲田大学法学部卒業。弁護士。日弁連人権擁護委員会委員、日弁連接見交通権確立実行委員会委員長、関東弁護士会連合会憲法問題委員会委員長を経て、現在日弁連憲法委員会委員、東京弁護士会憲法問題協議会委員。弁護士としての通常業務の他に、花岡事件、香港軍票問題などの戦後補償請求裁判、自衛隊イラク派兵違憲裁判、立川防衛庁宿舎イラク反戦ビラ入れ事件などに取り組む。専修大学非常勤講師。「平和の灯をヤスクニの闇へ キャンドル行動」事務局長(2006年8月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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