にじいろクレヨンが描いた軌跡

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434168369
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

内容説明

数多くの命を奪い、今もなお深い爪痕を残す東日本大震災。石巻市在住の画家・柴田滋紀も自宅を津波に流され、命からがら避難所へ身を寄せるが、そこで見たのは心にキズを負ったこどもたちだった。失意に打ちひしがれる間もなく、こどもたちの心をケアする団体を立ち上げ、行動に移していく―。震災当日から現在に至るまでの、活動の全記録。

目次

第1章 東日本大震災(押し寄せる津波と火災;門脇小の避難者を救助する ほか)
第2章 避難所で生まれたこどものためのボランティア(はじまった避難所生活;更地と化した生まれ故郷 ほか)
第3章 石巻に広がる「にじいろクレヨン」(活動場所を急拡大;各避難所で受けたさまざまな問題 ほか)
第4章 仮設住宅での新たな課題(「絆」と「しがらみ」に揺れる仮設住宅;談話室をこどもの遊び場のひとつに ほか)
第5章 明日へつながるにじいろの架け橋(石巻の魅力;一刻も早くこどもの遊び場を ほか)

著者等紹介

柴田滋紀[シバタシゲキ]
NPO法人にじいろクレヨン代表。1975年、宮城県石巻市門脇町生まれの画家。2002年日本大学大学院芸術学専攻科修了。剣道五段。2005年、石巻市美術展最高賞チェコ・日本20人展に出品。2006年に河北美術展・福島県知事賞、2009年と2010年に日洋展・日洋賞、2011年に宮城県芸術選奨新人賞などを受賞し、石巻出身の期待の若手画家として注目を集めている。一方で地元のこどもを相手にしたお絵かき教室「ゴコッカン」を運営し、絵画の普及にも努めていたが、東日本大震災によって活動の中断を余儀なくされる。震災直後に任意団体にじいろクレヨン(現・NPO法人)を創設。今日に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夕暮

6
以前、著者とは、何度かお話させていただき、活動も応援していたが、団体立ち上げに至るまでの細かな経緯は、この本を読んで、改めて知った気がする。 著者の凛とした覚悟を持って活動に向き合う姿に毎回感服してきた。あの震災を乗り越えて、ふるさとの未来である子ども達のために、きっと今日も奮闘されているだろう。その源泉にふれることができた気がする2019/11/28

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