出版社内容情報
SFやファンタジーの枠に入りきらない、
かなり風変わりな、
不思議世界のヘンな話―
それを椎名さんは「超常小説」と呼びます
著者自らが選んだ「ねじのかいてん」、「いそしぎ」、「突進」など傑作短編小説17 編(1巻:9編、
2巻:8編)を加筆修正して収録。各巻末に著者による書き下ろし「自著解説」がついています。
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
63
梅雨時期になるとふと思い出す「雨がやんだら」初めて読んだのは高校生の頃だからもう30年以上前。今回、また読みたくなり図書館で探して読んだ。以前感じたオドロオドロしさは、消えて父親の動きに目が行っていた。ただ、雨が止まないで降り続ける恐怖は、今も変わらない。「これかなり怖いよ」と言って友だちに勧めたのを思い出した。ここに登場して日記を拾い読む男はこの子の父親で「水域」はこの作品の続編らしい。椎名誠がそう言っているから間違いない。ここに収められている「蚊」も好きな作品。 2023/06/25
ぶちょー
5
椎名誠久しぶりに読んだー。不思議な世界にどっぷり。暑い夏にぴったりだ。2016/07/05
kiho
4
時に不思議…時に度肝を抜かれる短編集☆でも未来的な話の中に、そこはかとなく現実がつながってるような気もして…おばあちゃんの盆帰りの話や、巨大化してしまう話には、哀愁も感じました♪椎名さんのイマジネーション、スゴイなぁ…。2012/08/06
ホン
3
「雨がやんだら」 短編だからこその物語 ずっと記憶に残りそう 「蚊」 蚊がグジャグジャして息苦しいのはわかるが構成まで活字をびっしり詰めてその雰囲気を強調しているのには驚く 読みにくいだけ^^ こういう演出は初めてだ 「生還」 青少年向けの漫画本読む気分 「胃袋を買いに」 胃袋より おばあちゃんのことを もっと書いてほしかった 「考える巨人」 嬉しいような 悲しいような 「問題食堂」 ついていけない(笑) 2012/07/07
助福猫2
2
図借10点 私には合いませんでした2016/08/10