内容説明
既存の経済学というのは、景気対策や徴税額に対して極めて曖昧な情報しか提供しない。それは現代経済が貨幣を中心とした貨幣経済と呼ばれ、実質的にも貨幣(お金)が大変重要な意味を持ちながら、既存の経済学がそれに対して殆んどその意味を理解しない上に構築されたものであるからに他ならない。根源的に「お金」とは何か?この問いに過去、さまざまな賢人が挑戦してきたようであるが、たまたまにしてその正当な解を得られることはなかった。本書はここにその解を展開する。
目次
第1章 財政の健全化は不必要
第2章 政府累積借金は自然膨張を始めない(雪だるま輪の誤り)
第3章 財政収支より国際収支
第4章 成長のために必要な認識と資源の分配
第5章 勘違いだらけの認識と政策(新知見からの政策批判)
第6章 日本の富の総額(外国資本の導入は危険)