性の貧困と希望としての性教育―その現実とこれからの課題

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784434133800
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0037

内容説明

子どもたち・青年層に拡がる「性の貧困」状況、それを生み出す貧困なマスコミ性情報―“メディア・リテラシー”の視点から性教育の新たな課題にチャレンジする。

目次

性の貧困と希望としての性教育
1部 性の貧困とメディアを読みとるちから(「性の貧困」とアダルトビデオ―対抗AV(セクソメディア)は性教育に資するか
ケータイ/インターネットの落とし穴―ケータイ・リテラシーの実践を創るために
“恋愛”というカタチの「貧困な性」―“恋愛”情報のメディア・リテラシー ほか)
2部 子ども・青年の性の現実をどう見るか(「性の貧困」はどうつくられ、発信されているのか 若者を中心に―青年たちの貧困と性情報の関係を性教育で取り上げるために;子どもたちの性意識・性行動の実際をどう見るか 中学生の現実を中心に―何を求め、どのようなかかわりが必要なのか;思春期の子どもたちと“街角の性”に関するリスク―子どもたちはどのように絡め取られているのか)
3部 ゆたかな関係づくりと性教育の展望(さびしさから微笑みの関係へ―女と男、エロス・コミュニケーションのゆくえ;七生養護学校「こころとからだの学習」の取り組みが育んだもの―都教委・三都議・産経新聞の視線としての「性の貧困」;子どもの貧困・性の貧困と性教育の底力―希望を生み出すためには何が必要か)

著者等紹介

浅井春夫[アサイハルオ]
1951年、京都生まれ。立教大学コミュニティ福祉学部教員。専門分野は、児童福祉論、セクソロジー(人性学)。日本福祉大学大学院(社会福祉学専攻)修了。東京の児童養護施設で一二年間、児童指導員として勤務。白梅学園短期大学保育科を経て、1998年より現職。“人間と性”教育研究協議会代表幹事、『季刊セクシュアリティ』編集委員。社会的活動としては、「こころとからだの学習」裁判全国連絡会代表委員、全国保育団体連絡会副会長、『子ども白書』編集委員、日本生活指導学会理事、日本思春期学会理事など

杉田聡[スギタサトシ]
1953年、埼玉県生まれ。帯広畜産大学教員。専門分野は、哲学・セクシュアリティ論

村瀬幸浩[ムラセユキヒロ]
1941年、名古屋市生まれ。一橋・津田塾・東京女子大学講師。セクソロジー・性教育論担当。東京教育大学(現・筑波大学)体育学部卒業後、私立和光高等学校に二五年間勤務。この間、総合学習「人間と性」も担当。“人間と性”教育研究協議会幹事、『季刊セクシュアリティ』編集委員。日本思春期学会理事、性の健康医学財団評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akihiro Nishio

1
性教育の世界がこんなに政治的なものだとは知らなかった。2013/04/18

はばねろ

0
難しい問題だと思う…この本を学校とかで堂々と読めないということも問題のひとつなのではないか。2011/10/24

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