内容説明
通勤電車で吊革を握りながら見た蒼い空、鉄橋を渡る音、北の国の観光ポスター、客がまばらな反対方向への列車、帰路の車窓に流れていく光の帯、ターミナル駅で出会った長距離列車。ありふれた日常に「旅」を感じる一瞬、自分の中の逃避願望が湧いてきて、ふらりと鉄道に乗って日常からの脱出を試みる。アルファポリス旅行記大賞受賞。
目次
週末鉄道紀行
東京~大阪間を旅に変える
三泊三日稚内への旅
著者等紹介
西村健太郎[ニシムラケンタロウ]
1973年2月生まれ、大阪府門真市出身。大阪芸術大卒。法政大大学院修了。横浜市在住。旅行専門誌編集者などを経て現在IT専門紙記者。Webサイト「鉄道紀行への誘い」で第1回アルファポリス旅行記大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
14
旅の誘惑と葛藤する、旅好きの悩み多き一週間。2015/01/08
planaly
1
3年前発行された当時読んで、漠然と自分も将来こういう風になってしまうのだろうかと思った。 あれから大学院に進学して就活間近の今再読し、その思いを強くせずにはいられない。普通の人には考えられないだろうが、そこまでしてでも不意にどこかに行きたくなるのがマニアというものなのだ。その異常性(自分も含む)を感じるとともに、それ以上の同感と共感を深く感じざるを得ない。 共感と同情と哀れみと、そして自分の将来への複雑な思いをごちゃ混ぜにしながら再読した。
だんだん
0
著者と同じ志向を持っているためか、あるある~といった感じで読み進めていった(著者程の情熱はない…)。2015/08/31
ふじさん
0
ここまでして鉄道旅行したいとは思いません。2012/09/19
せぶん
0
★★★★☆2011/03/15