内容説明
同級生だった妻との出会い、突然襲ったパニック障害、それでも側にいてくれた彼女との結婚、インターネットでの執筆活動、「いま、会いにゆきます」誕生秘話、会社員からプロ作家へ…。ベストセラー作家初エッセイ。
目次
六歳のぼくが書いた別離のおはなし
小さい頃から筋金入りの不眠症
あだ名が「宇宙人」
SFっ子
実はあまり本を読んでいない
彼女との出会い
突然襲ったパニック障害…
周回遅れの就職活動
就職、しかし三ヶ月で退社
鉄騎兵部隊〔ほか〕
著者等紹介
市川拓司[イチカワタクジ]
1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。’97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
8
市川さんの小説はまだ3冊しか読んでいませんが、その淡く優しい世界にとても惹かれています。私にとって、疲れを癒してくれる子守り歌のようなものです。そんな不思議な世界は、市川さんの見たもの聞いたもの、感じたもの、ひいては市川さんの人生そのものなのだと知る事ができました。今の自分があるのは偶然の積み重ねのようなものだと市川さんは言っています。偶然の積み重ねは、振り返ってみると必然のようにも思えてくるから不思議です。私もひとつひとつの偶然を大切に生きていきたいです。2015/10/30
灰音
4
初エッセイ。 エッセイがこんなに素敵なお話だとは思わなかった! とても素敵なご夫婦だなと、家族も素敵。 最後にいう言葉は私も最後に言いたいなと思いました。 ただただ感動。2021/01/25
あおでん@やさどく管理人
4
市川さんが自らの半生を綴ったエッセイ。「いま、会いにゆきます」は読んだので「Separation」など他の作品も読んでみたい。市川さんの書く小説は他の人には絶対真似できないなと思う。2013/10/27
なぎ
4
一番好きな人の笑顔がみたいーその原点を いつまでも忘れないで作品をこれからも書いて欲しい2011/04/15
ちゃこ
4
市川拓司さんファンも、それ以外の人にも読んで欲しい本かな。エッセイって、【作家】というより【人間】としての一面を垣間見ることができて、ちょっと近づけた気分になれるものなんですね。小説家だけあって、文章が面白いです。ご本人も「仕組まれている感じ」と感じる位にまるで小説のようなお話です。2010/09/08