宮本武蔵研究〈第2集〉武州傳来記

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  • サイズ A5判/ページ数 387p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434072956
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

☆武蔵が見える、武蔵がわかる本。武蔵の伝記全41話を完全考証☆
通称『丹治峯均筆記』、有名なのに霧の中、原本不明、写本もわからず、引用による
内容の一部しか知られていなかった秘書にして最古の武蔵伝記。ついに写本二本を探
し当て、その校合により本来の書題が『武州傳来記』であった確証をつかみ、数々の
謎を解く第一部。武蔵を伝えた男、柴任三左衛門の歴史学の常識を覆す江戸中期の渡
り奉公を明らかにした第二部。信憑性が疑われていた武蔵の伝記全四十一話を完全考
証、真実の武蔵像を浮かび上がらせた第三部。巻末付録に超貴重な『武州傳来記』写
本全文翻刻と、新発見史料、本庄家『家系譜』の原文翻刻付、これだけでも価値があ
る。
★本研究の考証には未発表の新発掘史料を含め、多数の武蔵関係史料を駆使した。武
蔵研究者には未知の発見が少なからずあるはずである。また通説批判や別説比較のた
め他の伝記、伝承説話を多く引用しており「宮本武蔵伝承集成」の観がある。『武州
傳来記』を核にして多くの伝承説話を一同に比較考証した初めての試みとなった。い
ずれが真でいずれが偽かを考察しながら、当時の武蔵の姿が活き活きと浮かび上が
る。

内容説明

通称『丹治峯均筆記』、有名なのに霧の中、原本不明、写本もわからず一部しか知られていなかった本。ついに、その謎を解く二天一流五代伝と武蔵伝・全四十一話。初めて完全考証にのぞむ。

目次

第1部 『武州傳来記』の全容(『武州傳来記』とは何か;「兵方大祖武州玄信公傳来」;「追加」部の全容 ほか)
第2部 柴任三左衛門の研究―『本庄家系譜』『武州傳来記』校合(殉死の父と出世の兄;柴任三左衛門の生涯;裏付け史料の発掘)
第3部 考証「兵方大祖武州玄信公伝来」―新たな武蔵の真実を探る(出自、名前、父無二;九歳で無二に勘当される;十三歳で初めて試闘 ほか)

著者等紹介

福田正秀[フクダマサヒデ]
1948年長崎県生れ。放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了。日本歴史学会会員。歴史学研究会会員。歴史研究会会員。熊本歴史資料保存協議会会員。熊本県文化懇話会会員。住宅会社にて社長室長、企画室長、営業部長、教育担当部長、各県支店長を歴任後、昭和61年熊本にて不動会社設立、退職。以後古文書・歴史研究に専念。宮本武蔵研究家。熊本市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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