内容説明
「性的発達」段階の綿密な分析をベースに時代と子ども・青年のニーズに応える包括的な性教育プログラムの全体像を描く。
目次
子どもの性的発達を考える視点
子どもの性的発達と性教育の課題
男性の性的発達試論―ジェンダーの刷り込みプロセスの分析
乳幼児期の性的発達とジェンダー・バイアス・フリー
子どものセクシュアル・ライツと性的発達―権利の視点から性的発達を捉え直す
セクシュアル・マイノリティと性的発達
ジェンダーフリー・性教育バッシングの背景と本質
東京都教育委員会の『性教育の手引』をどう読むか―性的発達の視点からみた問題点
性的発達を踏まえた性教育プログラムの提案
性的発達をゆがめる性的虐待とセクシュアル・ライツ
性的発達をはぐくむための条件整備
著者等紹介
浅井春夫[アサイハルオ]
1951(昭和26)年8月、京都に生まれる。日本福祉大学大学院(社会福祉学専攻)を修了。東京の児童養護施設で12年間、児童指導員として勤務する。現在は、立教大学コミュニティ福祉学部教員。専門分野は、児童福祉論、セクソロジー。とくに社会福祉政策論、児童福祉実践論、性教育、子ども虐待を重点課題としている。“人間と性”教育研究協議会代表幹事、『季刊SEXUALITY』編集長、社会保障総合研究センター代表運営委員、日本生活指導学会理事、子ども虐待を考える会理事、埼玉県運営適正化委員会委員、青少年の自立を支える埼玉の会理事長、日本思春期学会理事
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