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目次
みんなコミュニケーションを求めている(自閉症児との初めての出会い―自閉症児ばかり13人のクラス;子どもに学校を合わせる―時間割・教材・環境づくりの工夫 ほか)
気持ちを支え心を満たす(納得せざるを得ない状況をつくる―大胆なお母さん;わざと悪いことをする ほか)
発達とは自ら変わること(「ごめんなさい」を書き続ける;パニックの背景をみる ほか)
宗市朗との日々を振り返って(誕生;ある医師との出会い ほか)
著者等紹介
佐藤比呂二[サトウヒロジ]
1961年誕生。東京工業大学理学部情報科学科卒業。都立の知的障害養護学校に勤務し、この仕事の魅力にどっぷりはまる。現在、都立しいの木養護学校勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜井和寿
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こんなにも子どもの心を見て、しかもそれに対して大胆にも正対する行動を実行できるなんて。心に寄り添い、信頼される。その子の心の支えとなる。そんなことができるか。学校という現実の中で、こんなにも思い切り子どもに合わせることができるか。組織として大丈夫なのか。深い深い愛情と、それを信じて行動する勇気がないととても出来ない。子どもへの愛情と、自分の信念と、科学的な知識を、大切にしなければ。子どものために、これが良い。と言えるだけの自信が要る。みんなも納得する根拠と実践がいる。自己研鑽するしかない。2016/06/02
ごん
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これはすごいわ。比呂二先生すごい。比呂二先生は竹澤先生の講演のことを「げらげら笑いながら聴き、しかし、いつの間にか感動している」っておっしゃってますが、それは比呂二先生のお話もです。 宗市朗くんのお母さんの手記の中のお医者さん、O先生の言葉「僕はこれから命のある限り、宗ちゃんのことを見続けていく。あなたたちには支えになる人が必要だ。僕がなる。・・・」←これにはやられました。職場で読んでたのに泣けてしまった。2014/10/03
かいち
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障害児教育に関心のある方は是非おすすめ。子どもに寄り添うことって簡単なようにみえて、難しいのに、この先生はすごい。障害のあるなしに関わらず、この先生になら何か伝えてもいいのではと子どもも思ってしまうに違いない。巻末のお母さんの手記も心に響きました。2013/05/07