リスク管理と公共財供給

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784433249533
  • NDC分類 343.7
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、公共的な財・サービスを官と民でどのように供給すべきか、また、リスク管理に政府はどのように対応できるのかという2つの論点を、公共財供給という視点から、主として、理論的に議論するものである。第1部では、ある一国における公共財・サービスを適切に供給するために、政府と民間がどのように役割分担すべきかを議論し、関連する所得再分配政策や税制の諸問題を検討している。第2部では、国際的な環境の中で国際公共財としての安全保障や軍事支出の経済効果について、冷戦構造やテロなどのリスク要因を考慮しながら、理論的に検討している。

目次

第1部 公的供給と私的供給(政府による公共財の供給;公共財の供給と税金の負担;民間部門による公共財の供給;寄付とNPO税制の経済分析;負の公共財と中立命題)
第2部 リスクと公共財供給(リスク分散と公共財の役割;国際公共財と軍拡競争;軍拡競争と経済成長:冷戦の構図;リスクと経済成長:冷戦後のリスク管理;官と民の役割分担:本書のまとめと政策的含意)

著者等紹介

井堀利宏[イホリトシヒロ]
1952年生まれ。東京大学経済学部卒業。ジョンズホプキンス大学大学院経済学博士課程修了。現在、東京大学大学院教授、政府税制調査会・財政制度審議会委員。専門は財政学、公共経済学
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