内容説明
法運用史から解き明かされる独禁法の「ぬえ的」性格。措置体系見直し問題の核心に迫る、エンフォースメント論の第一人者による待望の書。
目次
第1部 独禁法の制裁・措置体系の現状と国際比較(日本の独禁法の制裁・措置;諸外国における独禁法違反行為に対する制裁制度の概要)
第2部 独禁法の制裁・措置の歴史とその分析(座標軸の設定(分析の視点)
独禁法の制定史とその基本理念 ほか)
第3部 公共調達をめぐる談合問題(日本の談合問題の特殊性;談合に対する制裁・措置の歴史 ほか)
第4部 独禁法の制裁・措置の在り方についての検討(独禁法の制裁・措置体系の見直しの制度設計;独禁法の刑事罰と談合罪等の適用関係 ほか)