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素粒子標準模型入門

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784431711759
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C3042

内容説明

本書は理工系の学部上級から大学院初年の学生を対象として、素粒子物理学における標準理論(最小の標準模型)の概要を本格的に解説した教科書である。読者の水準に充分に配慮しをして、過度に専門的な内容に深入りすることを避けながら、大局的に要点を抑えた的確な構成と記述によって、標準模型の理論構造を明快に提示してある。また模型の正当性を支持する主要な実験結果も、よく整理した形で紹介されている。素粒子論の基礎を習得しようと考える理工系学生のみならず、おそらくこの分野に関心を持つ関連分野の研究者・技術者にとっても有用な、正統的で完成度の高い、優れた素粒子論の入門書である。

目次

素粒子物理の概観
Lorentz変換
Lagrange形式
古典電磁気学
Dirac方程式とDirac場
自由空間におけるDirac方程式の解
荷電粒子場の電磁力学
場の量子化:量子電磁力学
弱い相互作用:低エネルギー現象論
自発的な対称性の破れ〔ほか〕

著者等紹介

樺沢宇紀[カバサワウキ]
1990年大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻前期課程修了。(株)日立製作所中央研究所研究員。1996年(株)日立製作所電子デバイス製造システム推進本部技師。1999年(株)日立製作所計測器グループ技師。2001年(株)日立ハイテクノロジーズ技師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro-suke

0
最後の方はいっきに読んだ。物理関係の本をいっきに読んだなんてことをいう人を聞いてこれを専門家とする人はどう思うだろうか。数学書や科学書というのは自分で手を動かし、計算をして数式を追うというのが普通であるが、私は手を動かして数式を追うことはおろか、標準模型の理論を流し読みしただけである。基礎知識がないから仕方ないのかもしれないが、私は意味のないことをしていると思う。ただ、流し読みして紙面に並ぶ数式や標準模型の理論を眺めているだけで幸せなのは確かである。2013/11/23

home alone

0
最初の方はぬるい。けどボゾンあたりから式がヤバ過ぎて。。一応式展開だけ追いました。この本一読して素粒子のイメージあんま掴めませんでした。2012/09/23

Goro_Hujita

0
題名通り素粒子標準理論の入門書である。標準模型の基礎的な概念が、標準模型の構築上重要であった実験結果との整合性に重きを置いた説明•目で追いやすく工夫された式変形により解説されている。 訳文は、英語をカタカナ語にそのまま訳すという事を避けて作られており(「hadron jet」を「強粒子噴射」と訳すなど)、訳者の拘りが感じられるのでそちらも一見の価値が有るかもしれない。 標準模型の入門や、基礎の復習に有用な本であると思われる。2012/08/29

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