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人魚たちのいた時代―失われゆく海女文化

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784425947317
  • NDC分類 384.36
  • Cコード C0095

内容説明

「日本の海に来てごらんなさい。青い海の底のゆらめく海草の間から人魚が泳いでくるのに逢えますよ。」この日本の国と韓国の一部にしかいない海女たちは、石器時代からの長い長い歴史を持っている。少しでもこれらの海女さんたちの暮らしぶりについて知っている限り、見たり経験したことを書き残した。水中写真界の鬼才、大崎映晋が綴る、美しくて艶やかで強い海女さん。

目次

千々石の悲しい海女の物語―大津波
人魚の戯れる美しき島―舳倉島
箱入り娘の海女セッちゃん―房州
清少納言も驚いた伊勢の海女
あま半島をゆく―志摩
ストレス解消の口開け―伊豆
悲しき布良の赤い星
海底を舞う羽衣―磯着
磯金のプレゼント
てべらの思い出―人魚vsウツボ
海女(ハイニョウ)と海女(あま)
出稼ぎ人魚
八丈の男海士名物三人男
きらきら光る海の記憶―古仁屋

著者等紹介

大崎映晋[オオサキエイシン]
1920年群馬県生まれ。水中写真家、水中考古学者。1970年にジャック・マイヨールが伊豆半島でフリー・ダイビングの世界新記録を出したときにサポートした人物。映画『大津波』で海中撮影を担当した際に、原作者のノーベル文学賞作家パール・バックをサポートした。これまでに中国文化大学大学院教授、拓殖大学客員教授、世界水中連盟日本代表、ブルーノ・バイラッティ・プロダクション・ジェネラル・ディレクターを務めた。その他、真珠湾攻撃作戦図作成への参画、台湾政府「阿波丸」調査団代表など異彩な経歴をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

14
全裸に近い対馬曲のうら若き海女。鍛え抜かれた肉体に、仕事への誇りが花を添える。2020/02/14

ヒラP@ehon.gohon

14
海女が暮らしの中心にいる女社会。姿は逞しくまぶしく、圧倒されてしまいました。著者の自分史の延長にある、ひとつの文化考察。表紙の写真はちょっと違うかも。2016/08/05

ソウ

4
刺激的な表紙と最近のあまちゃんブームに乗って読んでみた。海女の文化・風土を綴った真面目な本。地域によってずいぶん違うんだなー。それにしてもみんな凄く逞しい。2013/08/10

ともたか

2
日本のどこにでも海女さんたちがいた。今もいるのだろうけど 都会に住む者からは遠い存在だ。 この本を読むとどこの海女さんも逞しい。 海での仕事に生易しさなんて無いことがよくわかる。 でもそんなに遠くない昔はこんなだったのかと思う。2014/09/18

さびる

1
加賀藩に鮑を献上した事で士分を授かり、海士(あま、海の侍の意)と名乗るようになった舳倉島の海女達。 撮影の動機について著者がその心情を吐露している以上、読者が気取った感想をものする必要もないと思うけれど、裸海女の泳ぐ様は本当にきれいだし、失われた文化の記録としても大変貴重だと思う。2016/04/21

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