内容説明
瀬戸内の小さな街のジャズバーに、いろんな人がやって来る。最後には、ついにあの骨董屋のおばあちゃんまで…。ちょっと変わった人たちの新生・再生の物語。精神科医、青木省三による初の小説。
著者等紹介
青木省三[アオキショウゾウ]
1952年、広島市生まれ。岡山大学医学部卒業。川崎医科大学精神科学教室主任教授を経て、現在、公益財団法人慈圭会精神医学研究所所長。川崎医科大学名誉教授。専門は、臨床精神医学(特に精神療法、思春期青年期精神医学)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シェルター
11
広島の街中にある商店街のお話、原爆二世の作者、子供の頃から知っている個性の強い人々だけど、昭和の人情味溢れる店主達の話は、昔懐かしい日本の良い時代なんだろうなとしみじみ。皆、周りのお客さんや店主達を気にかけて、だけどあまり距離を縮めすぎないように過ごす日常、ジャズバーでの人生相談、その人それぞれ抱えている悩みは、この商店街の人々によって、明日も生きようと前向きにさせられる。なんかね〜、この作品から自分も疲れを取ってもらえたように思います、「おわりに」も凄く良かった!出会えて良かった作品です。2022/05/06
おやぶん
1
広島のある街にあるジャズバーに来る人達の物語。 最初若いマスターかと思って読んでたら50代の人だったんだ。 みんな悩みがあるけども年配者の助言などで乗り切っていく。 心が温かくなりますな。2023/09/03