昭和の翻訳出版事件簿

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昭和の翻訳出版事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422930763
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C1095

出版社内容情報

出版の中でも翻訳出版の世界はとりわけ奥が深く、また多様で複雑である。編集者として、児童文学作家として、翻訳者として、そして翻訳権エージェントの第一人者として……。戦争の余塵がまだくすぶる占領下から現在に至るまで、本の世界を縦横無尽に闊歩してきた著者が、翻訳出版史上の事件を自己の体験と綿密な調査からとらえ直すとともに、著者の周辺で活躍した個性豊かな出版人、翻訳者の素顔までを存分に描き出す貴重なエッセイ。
 登場する人物約370名、取り上げられた書籍約220冊、雑誌名20余、出版社名100余。

 読者の助けとなるよう巻末には、本書で語られる主たる翻訳出版に関わる事件(国内、国外)と関連書籍、法律の関係を示した年表を掲載。
 また、本書に登場する人物の名を読み仮名つき人名索引として一覧にしたほか、出版社名、書籍名、雑誌名、シリーズ名、条約名、法律名、団体・機関名、その他を含んだ事項索引も付した。

内容説明

激動の昭和という時代を一人の出版人として生きぬき、日本の翻訳出版の礎を築いた著者。その目に映った戦前・戦中・戦後の翻訳出版にまつわる数々の事件の真相とは、いったい何だったのか?名前のあがる人物370余名、書籍・雑誌約250冊、出版社100余。国内・国外の翻訳出版にまつわる法律や事件に関する年表と、読み付き人名索引、事項索引を巻末に。

目次

第1章 プラーゲ旋風と小山久二郎の失敗(無断翻訳伝説;ドイツ語教師プラーゲと『ひとつの時代』 ほか)
第2章 占領下の超法規の時代(『チボー家の人々』と白水社の無念;『凱旋門』と『僧正殺人事件』 ほか)
第3章 平和条約のペナルティと混乱(戻ってきた『風と共に散りぬ』;『陽のあたる場所』と『ジェニーの肖像』 ほか)
第4章 十年留保と著作権法改正(『ロリータ』とアメリカの旧著作権法;『内なる私』の私の経験 ほか)

著者等紹介

宮田昇[ミヤタノボル]
1928年東京に生まれる。元、早川書房編集者。同社を退職後、チャールズ・E・タトル商会で勤務する傍ら、数多くの児童書の執筆・翻訳を手がける。1967年に矢野浩三郎と共に矢野著作権事務所(のちの日本ユニ・エージェンシー)を創業、1991年には日本ユニ著作権センターを設立し、代表取締役を務めた。戦前戦後のわが国の翻訳権、出版権の変遷の歴史を熟知する数少ない一人であり、翻訳著作権に関する著作も多く、斯界の第一人者として知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タカラ~ム

5
翻訳出版における版権や著作権に絡んだ様々な事件を、長く翻訳出版に関する仕事を続けてきた著者が語る1冊。原著出版から10年経過したら自由に翻訳して良いとする「10年留保」の話とか、戦後GHQ(というかアメリカ)に押し付けられた条件とか、今の日本の翻訳出版で権利関係がしっかりと管理されている礎が、こうした過去の事件の教訓によるものなんだとわかった。題材は堅苦しいけど、書かれているエピソードは興味深いものなので、けっこう読みやすいです。2017/09/24

てまり

1
「昔は著作権なんて気にせずどんどん訳してたんだよ!」という通説を覆さんとする本。たとえば戦前だと、アメリカのものはそもそも許可なしで翻訳自由、それ以外も出版から十年たてば自由で、その気軽さは現代と全く違いますが、しかしながら出版直後に話題書を翻訳したい場合などに熱い情熱を持って著作者とやりたりした話などがあり、勉強になります。またその状況も終戦によって変わったとのこと。欧米との力関係の変化を、おそらく情報が行き来しやすくなったことによって、以前出版のものまで遡ってさまざまな処置が必要だったと。単に条文に→2021/01/08

Shun'ichiro AKIKUSA

1
個別例で翻訳の版権問題を見ていくのでわかりやすいし、勉強になる。2017/12/28

しびぞう

1
内容よりも本文中に出てくる著書の方が気になってしまった。全集を読破したい欲が湧きまくる。2017/09/11

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