出版社内容情報
青春の傍らにはいつも隅田川が流れていた―─。歴史探偵を自認する著者が過ごした昭和史の原体験とはいかなるものだったのか。下町向島で育った幼少期、疎開先越後長岡の厳しくもあたたかい風土、東大漕艇部員として過ごした隅田川上の暮らし...。昭和57年から60年にかけて私家版として作られた小冊子を一冊にまとめた随筆集。ユーモラスな語り口と含蓄に富んだ文章で、著者と昭和という時代の青春を爽やかに描く。著者の随筆家としての本領を発揮した好著。
内容説明
歴史探偵を自認する著者が、自ら体験した「昭和史」とは如何なるものであったのか。著者自身と「昭和」という時代の青春期を、軽快に、懐かしく、みずみずしく描く。
目次
第1章 隅田川の向う側―昭和五十七年(1982)(背番号;桜もち ほか)
第2章 わが雪国の春―昭和五十八年(1983)(恋人たち;駈け足 ほか)
第3章 隅田川の上で―昭和五十九年(1984)(いの一番;ロンドン大会 ほか)
第4章 観音堂の鬼瓦―昭和六十年(1985)(Alley;Badger ほか)
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋に入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、『ノモンハンの夏』で山本七平賞、『昭和史1926‐1945』『昭和史 戦後篇1945‐1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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