出版社内容情報
【解説】
問題作『チャタレー夫人の恋人』で知られるＤ．Ｈ．ロレンス（1885‐1930）は、20世紀を代表する英国の作家として、現代人の人間性のあり方を赤裸々に追求した。しかし、彼の創作活動が文学作品のみならず絵画制作にも及んでいることはあまり知られていない。
30年にわたる調査により確認された絵画162点（うち135点掲載）を紹介、文学作品との関わりと、ロレンスの人間像と創作活動の全貌にせまる。
豪華本・限定250部・全番号(シリアルナンバー)入り。
目次
第１部 視覚の部屋―赤（絵画作品と初版本；Ｄ．Ｈ．ロレンスの全絵画作品・年代順解説；ＤＨＬ’ｓ Ａｒｔ Ｗｏｒｋｓ（Ｃｈｒｏｎｏｌｏｇｉｃａｌ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ））
第２部 思考の部屋―緑（絵を作る喜び（翻訳）
絵画集序文（翻訳）
「ロレンスの絵」の見方）
第３部 展望の部屋―虹（『チャタレー夫人の恋人』と裸体画；『チャタレー夫人の恋人』と「ボッカッチョ物語」；『チャタレー夫人の恋人』と「タンポポ」 ほか）
著者等紹介
河野哲二［コウノテツジ］
１９４７年愛媛県に生まれる。１９７２年関西大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。現在、京都女子大学文学部助教授
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