出版社内容情報
読書生活をより豊かに深くするためにどうするか。読書の基本をおさえながら、日本で初めて「読書科学」を活用して提唱する。
文章が読めるのに本を読まない人(不読者)が増えている。一方、なにをどう読んだらいいか迷っている人も多い。本があるのに読まないのはもったいないし、読むならよりよい読み方をすすめたい。しかも、生涯にわたって読み続けたほうがいい。本書は、そのような視点から、読書という広大な世界を楽しむ「成熟した読者」になるためにどうするかを、読書の基本をおさえながら、日本で初めて「読書科学」の成果を活用して述べたものである。
I章 「読む」とはどういうことか
II章 読書をいつ、どこで学んだか
III章 自分の読書術をつくる
IV章 読書生活を生きる
V章 ネット時代の読書術
内容説明
ネット社会になって読書の世界は大きく変わりつつあります。自分の読書生活をまっとうするためにいまからやれることはなんでしょうか―。「読書科学」の視点から「読書意欲」を生み出す技術についての提案!
目次
1章 「読む」とはどういうことか(読書の世界は変貌しつつある;「読書科学」とは ほか)
2章 読書をいつ、どこで学んだか(読むことをどう教えられてきたか;「読解」と「読書」の二極分化 ほか)
3章 自分の読書術をつくる(受容する読書から創造する読書へ;梶井基次郎『檸檬』を読む ほか)
4章 読書生活を生きる(自分はどんな読者なのか;読む技術を鍛え直す ほか)
5章 ネット時代の読書術(読むことは単なる消費行動か;ネットワークが支える読書 ほか)
著者等紹介
塚田泰彦[ツカダヤスヒコ]
1952年、滋賀県生まれ。東京教育大学大学院教育学研究科修士課程修了、博士(教育学)。筑波大学附属駒場中・高等学校教諭、上越教育大学学校教育学部助教授、筑波大学教育学系教授などを経て、筑波大学人間系教授。専門は言語教育学、国語科教育。日本読書学会会長、全国大学国語教育学会理事長、日本国語教育学会常任理事などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riopapa
桃の種
和草(にこぐさ)
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かばお