出版社内容情報
【解説】
子供のころワクワクしたあのハメ手。腕があがるにつれ忘れられるが,定跡や戦法の中に身を変え生きている。2種類あるハメ手をよく知っていれば大丈夫。・読む力・をつけよう。
内容説明
子供の頃の将棋には、ハメ手で負かす楽しみが生きていた。仕掛けたワナに敵をはめる痛快さ、それはプロの将棋の中にも姿や名を変えて脈々と生きている。ハメ手で胸のすくような勝ちを得るには、流れを読み適確な判断をくだす感覚を養うことこそ大切である。
目次
第1章 ハメ手物語
第2章 ハメ手入門
第3章 振り飛車とハメ手
第4章 相掛かり戦のハメ手
第5章 いろいろなハメ手
第6章 『次の一手』問題集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinaba
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もっと定跡の変化に現れる必勝大技パターン集みたいなのに絞ってくれた方が役に立つかもと思った2015/08/12
あなあき
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王手飛車、大駒の両取り・素抜き、向かい飛車などなど、けっこう「派手なスジ」がたくさん載っている。「ハメ手」といえば何かダーティーなイメージを纏った言葉なのだが、本書は別に「相手をワナにかける方法」を紹介しているわけではない。要するに「将棋盤を隅から隅まで見渡して鋭敏な感覚を磨きなさい」と、著者の内藤國雄先生は仰りたいのだと思う。ハメ手には2種類あって、相手が引っ掛からないと自分が不利になるものと、そうでないもの。言うまでもなく、本書に載っているハメ手は全て後者。スジの丸覚えではなく「感覚」を身につけたい。2013/06/27