アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 7<br> 闇の西洋絵画史〈7〉美童

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アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 7
闇の西洋絵画史〈7〉美童

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422701370
  • NDC分類 723
  • Cコード C0371

出版社内容情報

第2期【白の闇】篇刊行。
堂々のシリーズ完結!
大好評シリーズ「アルケミスト双書」、
『闇の西洋絵画史』篇、全10巻がついに完成!!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、
妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。

著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。


■著者・山田五郎より
西洋絵画には、
教科書には載せられない「影の名画」もあれば、
逆によく見る名画に「影の意味」が
隠されていることもあります。けれども、
今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、
描かれた背景を知れば納得でき、
見え方が変わってくるはずです。
西洋絵画の本質は、
その最大の特徴である陰影法と同様に、
光のあたる表面だけではなく
闇の側面も見ることで、はじめて立体的に
浮かび上がってくるのではないでしょうか。


■本シリーズの特徴
・1冊1テーマを詳説
・類をみないユニークな切り口
・1冊あたり約70作品を掲載
・コンパクトで瀟洒な造本
・本物の美術の教養に
・ゲームや漫画他、創作のための資料としても


■シリーズ
*第2期:【白の闇】篇
〈6〉天使
〈7〉美童
〈8〉聖獣
〈9〉楼閣
〈10〉殉教

*第1期:【黒の闇】篇
〈1〉悪魔
〈2〉魔性
〈3〉怪物
〈4〉髑髏
〈5〉横死


■まえがき(〈7〉美童)
古代ギリシャの哲学者プラトンは、
肉体的な愛より精神的な愛の方がレベルが高く、
さらに高度なのは特定の人間の美しさではなく
普遍的な美の概念を愛することだと説きました。
彼らが美童を愛した理由のひとつはここにあります。
魔性の女の美が「性の過剰」なら、
美童の美は「性の欠如」。
肉体的な愛の対象になりにくい分、
精神的な愛を注ぎやすいのです。
女性が美童を愛する場合も同じ。
精神的な少年愛に男女差はありません。
とはいえ、猿楽の大成者・世阿弥が看破したように、
美童の美しさは「時分の花」。
成熟しても年老いても変わらず残る普遍的な美こそが
「まことの花」と知るべきでしょう。

内容説明

性を超越した普遍的な愛を体現。珠玉の名画が誘う、西洋絵画の「闇」の世界。

目次

1 神話の美童
2 聖書の美童
3 画家の自画像
4 美童の絵画史(ルネサンス・マニエリスム;バロック・ロココ;近代)

著者等紹介

山田五郎[ヤマダゴロウ]
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot‐Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。テレビ・ラジオの出演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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starbro

174
第二弾『美童』です。キリスト教は、ゲイ天国、前半部分は、ほぼエロスのオンパレードでした。 https://www.sogensha.co.jp/special/yaminoseiyokaigashi/2022/01/24

アキ

100
少年愛は、西洋ではレオナルド・ダ・ヴィンチや、日本では世阿弥、織田信長など歴史上数多く見られる。闇の西洋絵画史<7>では、ギリシャ神話・聖書・画家の自画像・ルネサンスから近代までその系譜をあまねく載せている。アネモネはヴィーナスに愛されたアドニスの血から、ヒアシンスはアポロンの円盤で死したヒュアキントスの血から、自らの姿に恋して水に落ちて死んだナルキッソスから水仙が生まれた。印象派のルノアールに至るまで、男性の画家が描いています。三島由紀夫が偏愛しコスプレまでした、聖セバスティアヌスの絵画も載っています。2022/04/23

momogaga

56
美童という括りで、人物画を見るの初めてです。掲載されている画の半分近くは見たことがありました。これからは、美童というフィルターを掛けて画を楽しみます。2023/02/28

Nat

42
図書館本。美童のオンパレード。美童といえばカラヴァッジョという感じでした。そして、最後のページは聖セバスティアヌスだらけ。2022/12/03

姉勤

38
「童」と題するが、男児から青年の見目麗しきモチーフの作品の紹介。このご時世、純粋に美しさを寿ぐとしても、その趣味の公言は憚られる、か。特に某芸能事務所絡みが世を騒がせている昨今なら。ノンケの自分が見ても美を問えない異性と究極の選択を迫られたらそっちに"よろめく"だろうな、と思わせる。成長途中という不可逆な時間を止める、刹那には失われる愛らしさ、儚さと、"一般的"に欲の対象ではないアンビバレントが、見るものの腹の中をかき乱すのだろう。矢の突き立つセバスティアヌス。身の捩らせは殉教の痛みの悶えか、他の隠喩か。2023/10/19

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