本にまつわる世界のことば

個数:
  • 動画あり

本にまつわる世界のことば

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月26日 12時16分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 104p/高さ 18X20cm
  • 商品コード 9784422701219
  • NDC分類 020
  • Cコード C0095

出版社内容情報





第一線で活躍する、現代の人気作家、翻訳家たちによる、
本にまつわる言葉を巡る書き下ろしのショートストーリー、
エッセイ、そしてイラストの共演――。
本好きのあなたに贈る、一風変わったアンソロジー!

【著者代表より】(まえがきより抄録)
フランス語では、黄昏どきのことを「犬と狼のあいだ」(entre chien et loup)と言うそうです。その時刻になると犬と狼の見分けがつかなくなるから、と。日の光はまだあるのにちょっと暗くなって、自分のまわりがおぼろげになってしまうあの雰囲気を、見事に言い表したことばです。
 僕はこの表現を知ってから、夕暮れの光のなかで我が家の柴犬を見ると、そこに狼の姿が重なるようになりました。とはいっても、ニホンオオカミは絶滅してしまったので、ぼんやりしたイメージでしかありませんが。



 ふとしたことばが、まわりの世界を見る目や、世界との接し方を変えてくれる。僕が本を読むのは、そんな瞬間を求めているからかもしれません。
 世界のあちこちで、何かを求めて本を手に取り、夢中で読みふける人たち。何百年も、ときには何千年も続けられてきた読書という営みのなかで、多くのことばがこれまでに生み出され、今も使われる日常のことばとして定着しています。
 本や読書とともに育まれてきた人々は、独特のことばを作り出してきました。そのなかには、ことばや本というものをまた違った目で見るきっかけになるようなものが多くあるはずです。言ってみればそれは、「ことばをめぐることば」の豊かさを知る機会でもあります。



 そうした思いから、各国語に詳しい方々に、どんな独特の表現が存在するのかを教えてもらうことにしました。そうした表現を集めて、意味や使われ方を載せるだけでも、じゅうぶんに面白い本になっただろうと思います。でも、日頃から僕が好きな作家や翻訳家の方々が集まってくれたので、ちょっとわがままを言わせてもらい、それぞれの表現の味わいがさらに増すようなエッセイかショートストーリーをつけていただくこともお願いしました。そこに挿画をつけてもらうという贅沢まで叶えてもらい、この本が完成しました。



 単語から慣用句、ことわざまで、出揃ったことばの多彩さ、それをさらに色あざやかにしてくれるエッセイや物語、そしてイラストの共演を、楽しんでいただけたらと思います。もちろんまだまだ数は少ないですし、フランス語では僕がちょっと脱線してしまい、厳密には読書関係ではないものがちょっとだけ紛れ込んでいますが、どうぞご容赦ください。
 おまけとして、それぞれの文章に、文学作品など、何かの本につながる糸を一本だけ盛り込んでもらいました。そうした糸をたどって、さらに多くの本やことばと出会うきっかけにしてもらえれば、これほどうれしいことはありません。

著者代表 藤井光

内容説明

本や読書と共に育まれてきた人々は独特のことばを作り出してきた。それらの表現は、ことばや本というものを新しい目で見るきっかけとなり、「ことばをめぐることば」の豊かさを知る機会を与えてくれる。本書では、各国の「本にまつわることば」を集め、現代の人気作家、翻訳家たちが書き下ろしたショートストーリーやエッセイと共に紹介する。

目次

本にまつわる言葉から創作したショートストーリー(ブクヴォエード―ロシア語;ビント・シャファ―アラビア語;ラオ・シュ・ケン・シューイャォ・ウェン・ジャオ・ズー―中国語;エクリール・コム・アン・コション―フランス語;ドッグ・イヤー―英語 ほか)
本にまつわる言葉にかんするエッセイ、その他の単語(ジェルデ・ドッヴォム―ペルシア語;マスナヴィーイェ・ハフタード・マン・カーガズ―ペルシア語;ソズ―トルコ語;シャルク、テュルキュ―トルコ語;ケタービー・ネシャスタン―ペルシア語 ほか)

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

166
イランの詩人アフマド・シャームルーの言葉「隠したいものがあるなら、本の隙間に隠すといい。この人びとは本を読まないからね」が積ん読人や蔵書ホルダーの痛いところを突いてくる。アズ・ガウンカ・メズ・ボウク・イー・マガニュム、アイスランド語で「誰もが本を書く」という言い回し、直訳では「誰もが腹の中に本を持っている」、アイスランドは10人に1人が本を出版する本の国らしい。この本の面白い言葉を求めて、ページ・ターナーになります(ジミー・ ペイジとティナ・ターナーではない)。エッセイなんかは、ななめ読みしちゃいます。2019/12/11

ゆみきーにゃ

79
《図書館》ちょっと思っていた内容とは違い難しかった。積読が世界的に使われるようになるのかな?2020/04/04

☆よいこ

63
世界中のいろいろな言語で「本」「読書」に関連する言葉を集め、解説と短い創作物語やエッセイをつけたもの。日本語はもちろん、英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、アラビア語、トルコ語やペルシア語など多岐にわたる。▽読書人を皮肉った言葉が割とある。関連書籍紹介あり、なじみのない本が多いのは、私がアジア圏の書籍に詳しくないからかな。▽なんだかオシャレそうと思い手に取った本。日本語だと[ななめ読み][積読][活字離れ]がある。英語の[asdfjkl]はそんな意味だったのか!2019/09/04

けんとまん1007

60
ますます、本を読む意欲が高くなる。読めば読むほど、世界が広がる。2019/08/02

まま 

57
世界のことばシリーズは結構読んでるけど、これ素敵✨面白い。本好きなら読んで!私は買うことにしましたw2021/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13679354
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。