微隕石探索図鑑―あなたの身近の美しい宇宙のかけら

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微隕石探索図鑑―あなたの身近の美しい宇宙のかけら

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  • サイズ A4判/ページ数 152p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784422450032
  • NDC分類 447.3
  • Cコード C0044

出版社内容情報

太陽系の生成過程に関わる情報をつめこんだタイムカプセル=微隕石に迫るビジュアル本。あなたも地球外物質の探査に加わろう!地球には毎日およそ100トンの微隕石(宇宙塵)が降り積もっている。微隕石は太陽系の生成の過程でできた、古い時代の太陽系の情報をつめこんだタイムカプセルだ。微隕石への関心は高まっているが、実はわかっていることは少ない。本書は微隕石を探求した最初のビジュアル本である。著者のヨン・ラーセンは微隕石の組成、分類、分析を説明し、どうやって微隕石と地球でできた小球体(花火、火山灰、建材その他)を識別するかも教えてくれる。アマチュア天文学者であった著者は、定説を覆して、見つけることは不可能だとされていた人口密集地帯で微隕石を見出す方法を探し出す。今や微隕石探しは世界中のプロとアマチュア科学者の関心の的だ。さあ、あなたも地球外物質の探査に加わろう!

はじめに
スターダスト・プロジェクト
本物の微隕石かどうかの見分け方
微隕石の起源、形成過程、飛来、分類

◆? 微隕石

走査電子顕微鏡画像
新コレクション

◆? 地球外からやってきた小球体

アブレーション小球体
謎めいたコンドルール

◆? 人間の活動に由来する小球体

?型磁性小球体
大型鉄小球体
ナゲット、ビーズ(球体)、コア
溶接工場由来
火花
非磁性ガラス小球体
蒸気機関車由来の小球体
ミネラルウール
人間の活動に由来する小球体のケーススタディ
花火
黒色磁性小球体
屋根瓦やその他の屋根材
金属光沢を持つ炭素質の灰
赤色スコリア質小球体
人間活動の跡
その他のタイプの小球体

◆? 地球由来の物体

角が取れて丸くなった鉱物粒
磁鉄鉱
閃電岩(フルグライト)
まぎらわしい生物由来物体
マイクロテクタイトとマイクロクリスタイト
ロナール・クレーター湖の小球体
ダーウィングラス
ヴォルホヴァイト――ロシアのミステリー
イベルライト
ウーイド(魚卵石)とピソイド(豆石)
ペレの涙――アクネリス
道路粉塵の中の結晶
ラーセン流 微隕石の探し方

ヨン・ラーセン[ヨン ラーセン]
著・文・その他

野口 高明[ノグチ タカアキ]
監修

米田 成一[ヨネダ シゲカズ]
監修

武井 摩利[タケイ マリ]
翻訳

内容説明

著者が新しく発見した微隕石を掲載したヴィジュアルガイド。微隕石とまちがえやすい地球由来の物質の写真も多数掲載。小惑星探査機ハヤブサが持ち帰り、これからハヤブサ2が持ち帰ろうとしている「星のかけら」を身近で見つけるための「微隕石の探し方簡単マニュアル」付き。

目次

1 微隕石(走査電子顕微鏡画像;新コレクション)
2 地球外からやってきた小球体(アブレーション小球体;謎めいたコンドルール)
3 人間の活動に由来する小球体(1型磁性小球体;大型鉄小球体 ほか)
4 地球由来の物体(角が取れて丸くなった鉱物粒;磁鉄鉱 ほか)

著者等紹介

ラーセン,ヨン[ラーセン,ヨン] [Larsen,Jon]
1959年生まれ。微隕石研究家で、ギタリスト、作曲家、音楽プロデューサー、画家としても知られる。微隕石は南極や海底でしか見つからないという定説に疑問を抱き、2009年に微隕石探査プロジェクト(プロジェクト・スターダスト)を立ち上げて微隕石研究に乗り出した。世界で初めて人の多く住む場所で微隕石を発見したことが2015年2月に検証・確認され、この分野に大きなブレイクスルーをもたらした。ノルウェーのオース在住

野口高明[ノグチタカアキ]
1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。九州大学基幹教育院教授。専門は地球外物質の鉱物科学。隕石、微隕石、探査機が持ち帰った月・彗星・小惑星の試料を研究している。近年は、太陽の化石ともいわれる彗星を起源とする微隕石を南極の雪の中から見出し、天体形成時のプロセスや太陽系を形成した物質の研究を行っている。また、小惑星イトカワの物質をはやぶさ探査機の試料カプセルから発見したメンバーの一人である

米田成一[ヨネダシゲカズ]
1960年生まれ。東京大学大学院理学系研究科化学専門課程博士課程単位習得退学。国立科学博物館理工学研究部理化学グループ長、理学博士。専門は宇宙化学、隕石学。隕石中の微量元素存在度および同位体組成に基づく原始太陽系の形成過程・環境の研究

武井摩利[タケイマリ]
翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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禿童子

28
0.2ミリ以下の微小な隕石は南極など人の手が触れていない場所にしか見つからないという定説を覆したノルウェーのミュージシャン、ヨン・ラーセンが発見した微隕石の顕微鏡写真集。細かいさざ波のような溶融痕(アブレーション)の中に鉄ニッケルの核が露出して象嵌細工を思わせる美しさ。人間の活動起源と火山活動による紛らわしい微粒子の写真も合わせて掲載されているが、その多彩さもまた美しい。採取作業は磁石を使った素朴なものだが、非常な根気の良さが必要。アマチュア研究者の快挙に拍手!2018/03/22

更紗蝦

20
微隕石のページは全体の約半分で、残り半分は人間活動に由来するものや地球由来のものに関するページですが、その理由は、「微隕石の研究には、隕石由来のものとそうでないものを識別し、隕石由来でないものを除外する必要があるため」だそうで、単純に眺めて楽しむビジュアル本としてだけではなく、「これから研究者になるかもしれない人」のための本となることを期待して出版されていることが伺えます。2019/03/18

16
ビルの屋上でも簡単に採取できる超微細な隕石の写真集。前半はノルウェーで採取された美しい隕石の写真がずらっと並ぶ。後半は人由来の微細な石(花火製作所やSLの線路等で採取されたもの)が並び、こちらのほうが分量も多く、説明も詳細なような…。鉱物の結晶と同じで目に見えないほどに小さいんだろうけど、どれもこれも美しかった。チェコの隕石モルダバイトのブレスは持ってるんだけど、それと同じく濃いめのマスカットのガラス質の色合いの微隕石が一番好き。隕鉄っぽいものもあり、玉鋼にそっくりで、確かにこれは刀打てるわ…と思った。2018/10/31

月をみるもの

14
Perfume も「星が流れて 近くに落ちたなら キミとふたりで 今から拾いに行こう」 と歌っているわけだが、実際に先日の大火球起源の隕石が発見されたらしい (https://twitter.com/dfuji1/status/1282166542205988866 )  普段夜空を流れてる流れ星のカケラも、成層圏で飛行機飛ばしたり、南極行って大量の雪を溶かしたりすると発見できるわけだが、屋根の上とか雨樋に溜まってる土の中にもこんな美しいのが存在してて、探せばちゃんと見つけられるのであった。2020/07/12

G-dark

11
この石は宇宙を旅して地球にやって来たのか…!と感動する図鑑。微隕石と名付けられた石たちの写真や、電子顕微鏡による断面画像を見ていると、石なのだけれど命を感じます。あらゆる色と形状。その姿は、細胞、或いは異星人の卵のようにも見えます。もしかしたら、石のように見えるけれど、実は動き出して『寄生獣』のミギーみたいな形に変身して喋り出すのではないか? いや、もしかしたら、断面画像に写っている内部構造は、『インターステラー』のように、宇宙から地球へのメッセージが込められているのでは? という想像も掻き立てられます。2018/09/16

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