宮沢賢治の地学読本

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宮沢賢治の地学読本

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422440231
  • NDC分類 450
  • Cコード C0044

出版社内容情報

現在は文学者として有名な宮沢賢治ですが、もともと彼は地学教師でもあり、その幻想的な作品の中には、地学の知識や表現がたくさんちりばめられています。
「なんとなくロマンチック」「おしゃれで幻想的」と感じられる独特の表現の裏には、実は賢治の科学的知識や鋭い自然観察力が隠れていることも少なくありません。

本書は、地学のテーマがよく表れている賢治作品を引用しながら、楽しく地学を学べる人気シリーズ『宮沢賢治の地学教室』『宮沢賢治の地学実習』の第三弾。
これまで、ごく一部しか引用できなかった賢治作品の中から、特に地学的にすぐれた5作品を厳選し、くわしい脚注・コラム解説とともに全文を掲載。賢治文学と地学の魅力に、どっぷり浸ることができます。
シリーズ既刊で賢治の作品をもっと読んでみたいと思った方、これから賢治作品の新たな一面を知りたいという方にもぴったりです。

内容説明

現在は文学者として有名な宮沢賢治は、もともと地学教師でもあり、その幻想的な作品の中には、地学的な知識や表現がたくさんちりばめられている。数ある作品の中でも特に地学的にすぐれた作品を5つ選び出し、全文を掲載。詳細な解説を施した地学講座シリーズ第3弾!

目次

第1章 イギリス海岸
第2章 楢ノ木大学士の野宿
第3章 グスコーブドリの伝記
第4章 風野又三郎
第5章 土神ときつね

著者等紹介

宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896~1933。岩手県花巻市出身の詩人、童話作家。幼少より鉱物採集や山歩きを好み、盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)卒業後は、教員として岩手県立花巻農学校で地学や農学を教えた。その後も近在の農家に肥料相談や稲作指導を行ったり、東北砕石工場で技師として働いたりしていたが、37歳の若さで病没。仕事のかたわら、生涯を通じて数多くの詩や童話、短歌などの文学作品を残した

柴山元彦[シバヤマモトヒコ]
自然環境研究オフィス代表、理学博士。NPO法人「地盤・地下水環境NET」理事。1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学附属高等学校副校長も務める。定年後、地学の普及のため「自然環境研究オフィス(NPO)」を開設。近年は、NHK文化センター、朝日カルチャーセンター、産経学園などで地学講座を開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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がらくたどん

55
賢治作品に登場する野鳥を作品との関りと細密画で眺めた『宮沢賢治の鳥』(岩崎書店)を読んだので、もう1点。こちらは2年ほど前に購入以来すごく便利に使っている賢治作品の地学モチーフの解説本。ああだこうだと騒がしい『楢ノ木大学士の野宿』の鉱石諸氏のプロフィールはもちろん『グスコーブドリの伝記』の火山観測所のカッコよさや『風野又三郎』の気象現象の多彩さが原文併記で簡潔に図入り解説されている。「宮澤賢治は地学の伝道師」という編者のあとがきも肯ける楽しい作品ガイド。掲載は上記の他に『イギリス海岸』と『土神ときつね』2023/02/10

FFM

7
宮沢賢治の小説は読んだこともあったが、地学の知識がこんなにも多く取り入れてあると思わなかった。短編集なので一気読みできました。2020/09/20

coldsurgeon

6
宮沢賢治の詩や童話などの作品には、地学に関する言葉がよく登場する。5つの作品を全文で掲載し、そこに登場する地学用語が解説され、読解を容易にする。賢治作品を読むたびに、ある程度読み飛ばしていた言葉の科学的意味を知ると、改めて作品の名kでその言葉が選択された意味が理解でき、新たな作品に出合った気がする。2021/04/17

おだまん

4
本編を読みながら、注釈としての地学的解説を図説を交えて読めるのが嬉しい。子どものときから親しんできた童話たちがこんなに専門性に富んでいたなんて!2020/09/19

Jacard

3
「リーゼガングの輪」「石竜」とか専門用語をスルーせずに、賢二の小説を読める。古文の教科書みたいに入れられる解説がありがたい。5話どれもが物語と地学ネタが巧く混ざりあっていた。中でもバランスが最高だなと思えたのが「グスコーブドリの伝記」。物語としてもドラマチックだし、火山に対する考察もファンタスティック。中学生の時にこのグスコーブドリと「ペンネンネンネンネンネネムの伝記」で読書感想文を書いたのを思い出した。けど、どんな感想書いたんだっけ。2022/05/11

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