出版社内容情報
人間のさまざまな心理や行動への遺伝と環境の影響を解き明かす双生児研究。その全貌を主要なテーマごとに紹介する世界にも例のない画期的なシリーズの第1巻。双生児研究の基盤となる知見や方法論を解説するとともに、一般知能、ワーキングメモリ、空間能力、実行機能など人間の知的な活動を支える認知能力を取り上げる。人間の本質に迫るアプローチとして目覚ましい発展を続ける双生児研究からの示唆に富むエビデンスの数々。
内容説明
知能の遺伝率は80%。この事実は何を意味するのか?人間のさまざまな心理や行動への遺伝と環境の影響を解き明かす双生児研究の全貌を主要なテーマごとに紹介する世界にも例のない画期的なシリーズ。第1巻は、双生児研究の基盤となる知見や方法論を解説するとともに、人間の知的な活動を支える「認知能力」を取り上げる。
目次
第1章 慶應義塾ふたご行動発達研究センターの試み
第2章 一卵性双生児と二卵性双生児
第3章 双生児法とは何か
第4章 一般知能
第5章 ワーキングメモリ
第6章 空間能力
第7章 幼児期における実行機能
第8章 英語教育
著者等紹介
安藤寿康[アンドウジュコウ]
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学、進化教育学
敷島千鶴[シキシマチズル]
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、帝京大学文学部教授。博士(教育学)、専門社会調査士。専門は社会心理学、パーソナリティ心理学、行動遺伝学
平石界[ヒライシカイ]
東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。現在、慶應義塾大学文学部教授。博士(学術)。専門は進化心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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