世界のふしぎな木の実図鑑

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世界のふしぎな木の実図鑑

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  • サイズ B5判/ページ数 174p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784422430331
  • NDC分類 657.85
  • Cコード C0045

出版社内容情報




木の実の形態はじつに多様で、あるものは翼を持ち、あるものは羽根を持ち、またあるものは綿毛を持って空を翔け、あるものは浮きを使って川や海を旅する。バネ装置やねじれ装置を使って自ら弾け飛ぶもの、鉤爪で動物たちにひっついて連れ出してもらうもの、蟻や鳥などにご褒美を携えてその身をゆだねるものもいる。人間にとっては災害としか思えない山火事ですら、耐火性を備え、繁殖のチャンスに変えるものまで存在する。

本書は、果実や種子のうち乾燥して保管できるものを広く「木の実」と捉え、驚くべき機能美・造形美にあふれた世界の木の実の中から、ビジュアルのユニークさや、植物の営みのふしぎさを感じてもらうことを優先して厳選した約300種を、美麗な撮り下ろし写真とともに紹介する。

第1 部「あつまる」では、植物分類学上同じ仲間に属する木の実を種類ごとに集め、それぞれの造形のバラエティを楽しめるようにした。第2 部「ひろがる」では、植物が繁殖のためにとる木の実の様々な移動手段に着目してグループ分けをしているので、生物進化の妙を特に感じられる。第3 部「かたちづくる」では、棘や凸凹といったテクスチャに注目したり、別の事物に見立てたりして、木の実の個性豊かな形態を紹介している。
すべての木の実には基本情報から雑学もまじえた解説を付すほか、植物分類学の変遷や進化について、世界の木の実分布や活用方法などのコラムも充実。収録種数、独自の構成、迫力ある写真・レイアウトなど、他に類をみないビジュアル木の実図鑑である。

内容説明

変で、愉快で、美しい。植物が進化の末に獲得した果実・種子の驚くべき機能美、造形美を約300点の高精細写真とともに紹介する、かつてないビジュアル図鑑!

目次

第1部 あつまる(ドングリの仲間;クルミの仲間;セコイア3兄弟 ほか)
第2部 ひろがる(風に舞う;回転しながら落ちる;動物にひっついて移動する ほか)
第3部 かたちづくる(鱗をまとう;棘をのばす;ひねる・ねじれる ほか)

著者等紹介

小林智洋[コバヤシトモヒロ]
1978年、京都生まれ、軽井沢育ち。早稲田大学第一文学部哲学科東洋哲学専修卒業。食品商社での勤務を経て、実家のジャム店「ジャムこばやし」を継ぐ。ひょんなことから木の実の面白さ、可能性に気づき仕入れを始め、2010年に東京の古本屋で木の実販売会を初開催。以降、本業のかたわら「小林商会」として世界の木の実を収集し、ギャラリー展示やイベント、インターネットなどで販売している

山東智紀[サンドウトモキ]
1976年、和歌山生まれ。九州東海大学大学院農学研究院博士課程前期農学専攻修了、大阪大学大学院工学研究科博士課程後期応用生物工学専攻修了。緑花文化士。幼少の頃から多肉、食虫植物、ラン、シダ、コケ、イネ科など広範な植物に興味を持つ。大学での「イチョウの核形態学的研究」や「パラゴムノキにおける天然ゴムの生合成と蓄積に関する研究」の傍ら、各地の植物や巨樹の探索を行い、研究室主催の「緑からのメッセージ展」などの普及活動を主導。2010年よりタイに移住し、世界中の木の実の収集や動植物の観察を続けている

山田英春[ヤマダヒデハル]
1962年、東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。書籍の装丁を専門にするデザイナー。本業の傍ら、瑪瑙などの模様石の蒐集、古代遺跡・先史時代の壁画の撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

166
木の実。植物の始まりであり一旦の終わりでもある。熟して弾け飛ぶもの、落葉の下でじっと運ばれるのを待つもの、大海を漂流して遥か対岸で芽を出すもの。硬く閉ざされた生命の源は各々のきっかけで目を覚ます。できるだけ遠くへ、存続のためかこの星のためか、回転しながら羽を広げ、綿に包まれて風に任せて。人が想像しても描けないほどに多種多彩な造形に美とは何かを考えさせられる。すべてはここにあるのではないか。色んな帽子をかぶって温まっているドングリを集めて並べてみようかな。この世界には一つとして同じものは存在しないのだから。2023/01/29

kinkin

98
世界の様々な木の実が精細な写真と併せて解説されている。種子や木の実おもしろくで珍妙な格好をしたものが多い。大きさが40センチちかくになるフタゴヤシは一度見てみたいしライオンゴロシというかぎ針を集めてような種子(これはリウマチの薬にもなるらしい)もある。興味があるのは豆類。東南アジアや中南米には大きな豆があってそれが川に落ちて海に下り漂流してときに日本の海岸にも漂着する。わたしはビーチコーミングを通じてそれらを拾ったりもらったり。熱帯のジャングルからやってきて手のひらに乗るなんて不思議な縁です。図書館本2021/01/07

たまきら

37
図書館新着本。小さいころ見た「野生の王国」やディスカバリーチャンネルでドキドキしてみた不思議な植物が一堂に会し、もううれしい悲鳴でした。火事のような大きなストレスがかかることで種子がはじけるもの、まだまだ活用方法が期待され、研究が楽しみなもの…。けれどもやっぱり一番感動したのは幼いころ本で読んだ「ライオンゴロシ」!いやはやこんなのが足に刺さったら大変だろうなあ!文句はありませんが、とても重いので持ち運びには苦労します…。2021/01/08

二戸・カルピンチョ

29
世界って広いなぁ!自然て不思議だなぁ!見たこともない木の実の数々。写真が美しくて細部までよくわかる。舌を噛みそうな名前、恐竜の名前みたいのとか。リトカルプス・レピドカルプスに似たのは見たことある気がする。見て満足の1冊でした。2022/07/09

愛玉子

26
自然の造形ってどうしてこんなに美しいんだろう。改めて不思議。風に乗ったり動物にくっついたり(これがライオンゴロシか…ほほぅ)火事になったらパカっと割れたりという合理的なデザインもあれば、ちょっと意味がわからない変テコな形のものも。近所の公園で大きな松ぼっくりが拾えるのですが、今回「テーダマツ」であることが判明。「うっかり触ると刺さる。」うん、間違いない。スナバコノキは秒速70m(時速250km)で種子を飛ばすって、危険!タビビトノキの実の色鮮やかなことといったら。美しく珍しくて、とても素敵な木の実の図鑑。2021/02/20

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