「心は遺伝する」とどうして言えるのか―ふたご研究のロジックとその先へ

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「心は遺伝する」とどうして言えるのか―ふたご研究のロジックとその先へ

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422430263
  • NDC分類 493.96
  • Cコード C1045

出版社内容情報

人間の身体的特徴だけでなく知能や学業成績、性格、精神疾患、攻撃性など「心」もまた遺伝するという衝撃の事実を明らかにしてきたふたご研究。その研究成果は徐々に社会に知れ渡るようになってきた。しかし、ふたご研究そのものはどれだけ知られているだろうか? 本書では、研究方法の基本から多変量遺伝解析、エピジェネティクスなど最先端のアプローチまで、進化し続けるふたご研究の現在形を第一人者が詳しく紹介する。

内容説明

知能や性格、精神疾患など「心」もまた遺伝するという衝撃の事実を明らかにしてきたふたご研究のバックステージ。研究方法の基本から多変量遺伝解析、エピジェネティクスなど最先端のアプローチまで、進化し続けるふたご研究の現在形を詳しく紹介。

目次

第1章 なぜ、いま「ふたご研究」なのか(ふたご研究の悲史;ふたご研究のわかりにくさ)
第2章 ふたごは互いにどのように似ているのか―ペア内の類似性から読み解けるもの(そもそも「ふたご」とは何か;ふたごはどのように似ているのか ほか)
第3章 ふたごの類似性を科学する(形質の類似性を見;対差で見る ほか)
第4章 ふたご研究から見えること(行動遺伝学の3原則;不動の10大知見 ほか)
第5章 ふたごの違い―エピジェネティクスの話(「遺伝と環境」から「ジェネティクスとエピジェネティクス」へ;ふたごとエピジェネティクス ほか)

著者等紹介

安藤寿康[アンドウジュコウ]
1958年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

32
雨女」の遺伝子があると考えるのは荒唐無稽なような気がするが、しかし何かのイベントに雨になりそうでも参加するか、雨になるくらいなら取り止めるかの性格傾向に遺伝要因が関与し、結果として「雨女」と呼ばれる遺伝的傾向が見出せるという意味での「雨女遺伝子」(もちろんたくさんのSNPの集まりとして)の可能性は、決して荒唐無稽ではない。/んー2019/06/10

禿童子

25
安藤寿康という人は行動遺伝学の成果について社会に積極的に発信している印象がある。2016年の『日本人の9割が知らない遺伝の真実』というセンセーショナルなタイトルの本も出していて、俗耳に入りやすい語り口をマスターしてらっしゃるように思われ、したがって本書も専門的内容にもかかわらず私のような素人が頑張れば通読して一通り理解できる本に仕上がっている。双生児研究という極めてマニアックな響きの研究手法から、人間の知能やパーソナリティーなどの重要な社会的関心の対象になる形質の遺伝率を割り出す仕方を説明する本である。2017/10/31

ステビア

22
モデルやエピジェネシスの説明が特徴的2021/08/12

Humbaba

10
正しい結論を導くためには、しっかりとしたデータを集める必要がある。変数の数が少なかったり、簡単にデータを集められる様な対象であれば答えを導くのも可能だが、人間の遺伝が対象となると完全に正しいデータは得られない。実験は目的とする要素以外は同じ環境にすることが重要になるが、人間が相手ではそのような条件分けは不可能となってしまう。2017/11/25

ポレ

7
著者の専門である双生児研究による行動遺伝学を中心に、ふたご研究の概要から分析方法のテクニカルな遷移、最近の知見、そして最先端のエピジェネティクスや不一致性一卵性双生児の比較研究まで網羅している。『遺伝子の不都合な真実』と比べて専門的な内容を多数含み、3章からは数式や抽象的説明、遺伝子の名前が頻出する。一般向け解説書を4、5冊読んだ程度の付け焼き刃の知識では、なかなか理解が追いつかない。それでも人間を知る上で欠かせない知識となった、遺伝の影響についてより深い知見を得るために、苦労して読む価値はあると思う。2017/10/23

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