世界で一番美しい花粉図鑑

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  • サイズ A3判/ページ数 263p/高さ 30X32cm
  • 商品コード 9784422430119
  • NDC分類 471.3
  • Cコード C0045

出版社内容情報

神秘的な花粉の世界をビジュアライズ、学問と芸術の垣根を超えた新しい写真図鑑。自然の驚異と科学の美しい融合がここに。

神秘的な花粉の世界をビジュアライズしたかつてない写真図鑑。花粉学の大家とアーティストが透過顕微鏡や走査顕微鏡を駆使して、学問と芸術の垣根を超えた新しいスタイルの表現を実現した。拡大写真で見る花粉は、どのような芸術家の想像も超えるユニークで美しい形をしている。世界遺産に登録されている英国のキュー植物園で研鑽を積んだ世界的な研究者マデリン・ハーレーによる解説。自然の驚異と科学の美しい融合がここにある。

目次

花粉の美術と科学
花なくしては花粉なく、花粉なくして花はなし(花の構造;花粉の発達と機能;花粉の構造;花粉の比較研究;植物分類学と進化研究における花粉の形態学;比較花粉形態学のための花粉の調製法;植物の有性生殖;無性生殖;自家受粉を回避する方法;共適応;送粉者を誘引する花粉;植物の性のいとなみ)
見えないものを描く
不思議な花粉たち
「Hortus in Transit(途上の植物)」について

著者等紹介

ハーレー,マデリン[ハーレー,マデリン][Harley,Madeline]
植物学者。2005年の退職までキュー王位植物園花粉学部門長(ジョドレル研究所)を務める。被子植物の進化と植物同士の関係を研究する分野において、種ごとに固有な花粉の特徴の研究で国際的に知られる。リンネ協会会員であり、キュー王立植物園での業績によって名誉研究員の称号を与えられている。専門的論文や書籍を単著・共著あわせて75点以上発表しており、国際学会での発表も数多い

ケスラー,ロブ[ケスラー,ロブ][Kesseler,Rob]
視覚芸術家。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン教授。長年、植物を創作のインスピレーションとして用いてきた。2001年にNESTA(科学・技術・芸術のための国家基金)によってキュー王立植物園の特別研究員に任ぜられて以来、顕微鏡で見た植物を制作素材として活用している。作品はイギリスだけでなく欧州・北米各地の美術館やギャラリーに展示され、近年ではロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、ストークの市博物館・美術館、キュー植物園のナッシュ温室で個展を開いた

奥山雄大[オクヤマユウダイ]
植物学者。国立科学博物館植物研究部多様性解析・保全グループ/筑波実験植物園研究員。専門は進化生態学、遺伝学。(財)岩手生物工学研究センター研究員を経て2009年より現職。京都大学博士(人間・環境学)

武井摩利[タケイマリ]
翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。