出版社内容情報
物理学、生物学、化学、解剖学……
日常生活のあらゆるところに、そのしくみとはたらきが隠れているにもかかわらず、学校の授業で学ぶのは苦痛でたまらなかった、という人いませんか?
あるいは、今まさに勉強しなければいけないけれど、ちっともわからない、やる気が起きない……という学生さんもいるかもしれません。
「科学のキホン」は、これらのいわゆる理系教科に苦手意識をもつ人のために、各分野の「キホン」を手描き風のイラストと簡潔な解説でサポートする、画期的な入門書シリーズです(全4巻)。
第2巻の生物学では、細胞分裂や代謝のしくみ、植物と人体の構造のちがい、遺伝と進化、分類学といった生物学の基本はもちろん、動植物と環境のかかわりを考える生態系、それらに人間の活動が与えている影響など、近年世界的に関心が高まっているトピックまで、イラストや図表をもとにかみくだいて解説します。
中学・高校の生物の教科書は年々高度な内容にまで踏み込んで扱うようになってきていますが、本書では特に基礎的な知識とアクチュアルなテーマが選び出されています。生物学の考え方や要点をおさえ、ニュースなどでよく見聞きする話題との関連性をつかめば、学習時の疑問や不安を減らすことができ、教科書や問題集でさらに高度な解説や具体的な課題にとりくむ際のハードルを下げることにつながるでしょう。
生物学は確かにむずかしい面もありますが、まさに人間そのものと、周りの動物や植物、そして地球環境とのかかわりをみていく分野です。そのため学べば学ぶほど、日常風景の見え方が変わっていくような感覚が得られるかもしれません。
本書で「キホン」をおさえて、生物学の世界への第一歩を踏み出しましょう!
内容説明
理系教科の「キホン」をおさえ、学習をサポートする入門シリーズ第2弾。日常生活のあらゆる場面に、生物学はかくれている!理科は苦手…勉強なんかしたって意味ないというあなたにこそ開いてほしい、ふしぎと興奮がつまった科学の扉。生物学に触れれば、見慣れた風景がきっと違って見えてくる。
目次
1 生物学の基礎
2 細胞
3 遺伝学
4 進化
5 生物の系統と分類
6 代謝
7 植物の構造と機能
8 ヒトの構造と機能
9 ヒトの健康と病気
10 生態学
11 21世紀の生物学
著者等紹介
ピルチャー,ヘレン[ピルチャー,ヘレン] [Pilcher,Helen]
ロンドンの精神医学研究所で細胞生物学の博士号を取得。英国王立協会の「社会における科学」プログラムを運営。その後、サイエンスライターとなり、定期的に学校やフェスティバルで科学に関する講演を行っている
日〓翼[ヒダカツバサ]
大阪教育大学理数情報教育系特任講師。博士(教育学)。専門は理科教育学。大阪府立高等学校教諭、帝塚山大学講師を経て現職。2018年に日本生物教育学会論文賞を受賞。人体生理学やウイルスなどを中心に諸外国の理科カリキュラムやその歴史に関する研究を行っている。近年は附属学校園との連携による先端生物学教育やSTEAM教育にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。