出版社内容情報
【解説】
文化背景の異なる人々との交流がますます活発化する21世紀に対応した、日本人専門家の手による日本人のための最新入門書。第1部では異文化間コミュニケーションに影響を与える主要因、第2部ではコミュニケーション行動のメカニズム、また第3部では異文化間コミュニケーションの実践を取り上げた。
内容説明
異文化間コミュニケーションはアメリカを中心に発展してきた学問分野であり、その基盤はコミュニケーション学にある。現在、アメリカで、コミュニケーション学部(コミュニケーション科学部やスピーチ・コミュニケーション学部なども含む)を置いている大学は660校にも及び、関連学部(スピーチ・シアター学部、人間科学部など)を含めると、「コミュニケーション」という講義科目を置いている大学は878大学にも及ぶ(ナショナル・コミュニケーション学会の1997‐1998年度ディレクトリーより)。この数字は、コミュニケーションという学問がアメリカ社会の中に深く根を下ろしていることを物語っている。本書は、このようなアメリカの大学院で異文化間コミュニケーション学を学んできた専門家によって書かれた入門書である。
目次
第1部 異文化間コミュニケーションに影響を与える要因(言語と会話スタイル;非言語;心理的要因 ほか)
第2部 異文化間コミュニケーション行動のメカニズム(異文化集団間におけるコミュニケーション理論;脳と人間のコミュニケーション行動との関係―スキーマ理論と異文化間コミュニケーション)
第3部 異文化間コミュニケーションの実践・応用(組織内異文化間コミュニケーション;異文化間コミュニケーション教育と研修)