出版社内容情報
エア・パワーが重要な役割を果たした戦いや危機を紹介するとともに、その技術的変遷や各時代における理論と実践を考察する。
第一次・第二次世界大戦はもとより、やや知名度の低いアフリカやアジアの紛争を含め、エア・パワーの役割について論じ、さらにドローンやサイバーにも言及。
戦争と戦略に大変革をもたらした航空戦の歴史を幅広く考察し、将来の航空戦を展望するすぐれた概説書である。
内容説明
100年以上にわたって戦争の重要な側面であり続ける航空機。空軍が地位を確立した第一次世界大戦から現代のドローン戦まで、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南米、太平洋の戦域など航空戦が重要な役割を果たした諸戦争を振り返りつつ、その戦略的意義、理論と実践、技術的発展を解説する。エア・パワーの有効性と歴史的変遷を平易に論じた格好の入門書。
目次
第1章 エア・パワーの基礎
第2章 幕開け―第一次世界大戦、一九一四~一八年
第3章 理論と実践―戦間期、一九一九~三九年
第4章 第二次世界大戦―西ヨーロッパの航空作戦
第5章 第二次世界大戦―太平洋の航空戦争
第6章 冷戦―一九四五~八二年
第7章 エア・パワーの極致―一九八三~二〇〇一年
第8章 軽航空機からアルゴリズムまで―二〇〇一~二〇年
第9章 「逆境を乗り越えて目的地へ」?
著者等紹介
レドウィッジ,フランク[レドウィッジ,フランク] [Ledwidge,Frank]
ポーツマス大学ビジネススクールの法学・戦略上級講師。法廷弁護士。クランウェルのイギリス空軍士官学校とハルトン空軍基地でも教鞭を執る。軍人や外交官、人権問題専門家など様々な立場からバルカン半島やイラク、アフガニスタンなどで活動した経験を持つ。専門はエア・パワー論と現代の紛争、国際人道法
矢吹啓[ヤブキヒラク]
東京大学大学院人文社会系研究科欧米文化研究専攻(西洋史学)博士課程単位取得満期退学。キングス・カレッジ・ロンドン社会科学公共政策学部戦争研究科博士課程留学
石津朋之[イシズトモユキ]
防衛省防衛研究所戦史研究センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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