出版社内容情報
現在の大きな社会問題は格差の拡大とデフレ。いずれも金融革命と深く結び付いている。本書は現代社会の構造変化を明らかにしていく。現代社会の大きな課題は格差の拡大とデフレ。いずれも金融革命と深く結び付いている。格差は、社会構造の大転換と金融革命に伴う収奪システムに原因がある。デフレはグローバル化に伴う生産力構造の根本的変化によっている。新しい金融システムが社会の動きの根幹となり、金融機関は新しい金融商品やデリバティブの売買を行いながら、あらゆる投機市場を動かしている。本書は、現在起こっている社会の構造変化を明らかにしていく。
第1章 金融資本主義から新しい金融システムへの転換
第2章 規制と自由― 金融の自由化はどこまで必要か
第3章 金融資産膨張
第4章 恐慌か安定か
第5章 大転換と新しい資本主義
服部 正喜[ハットリ マサキ]
服部正喜(はっとり まさき)
1974年 大阪外国語大学 インドパキスタン語学科 ヒンディ語専攻 卒業
1977年 神戸大学大学院 哲学専攻 修士課程修了 ヘーゲル、カントの哲学を研究する。
1986年 神戸大学大学院 社会科学基礎論専攻 博士課程 修了 法律学と経済との関係を思想史・歴史において探求する。
1995年 英語学校 GEN Canada College をカナダのバンクーバーにて設立し、その後、留学サポートの仕事に従事する。
日本語学校 東京JLA外語学院を設立。現在、理事長
大阪産業大学、近畿大学、その他の大学、専門学校などで、非常勤講師。社会思想史、哲学、社会学、倫理学、英語などを教える。
著書:1983年『宇野弘蔵の世界』有斐閣(共著)
1991年『近代人の自由と宿命』創元社
1994年『国際化時代の実用英語』山口書店
2013年『国家の死滅』創元社
内容説明
格差社会!デフレ!その発生の根っこに金融革命がある。―100年の世界の金融史のエッセンスを一望し、今起こっている変化の内容と本質を解明する!
目次
第1章 金融資本主義から新しい金融システムへの転換(金融資本主義;新しい金融システム)
第2章 規制と自由―金融の自由化はどこまで必要か(金融規制緩和の流れ;アメリカの金融自由化 ほか)
第3章 金融資産膨張(資産の状況;株価の上昇 ほか)
第4章 恐慌か安定か(三つの恐慌;大恐慌とその原因 ほか)
第5章 大転換と新しい資本主義(グローバル・マーケット;新しい技術 ほか)
著者等紹介
服部正喜[ハットリマサキ]
1974年大阪外国語大学インド・パキスタン語学科ヒンディー語専攻卒業。1977年神戸大学大学院哲学専攻修士課程修了、ヘーゲル、カントの哲学を研究する。1986年神戸大学大学院社会科学基礎論専攻博士課程修了、法律学と経済との関係を思想史・歴史において探求する。1995年英語学校GEN Canada Collegeをカナダのバンクーバーにて設立し、その後、留学サポートの仕事に従事する。日本語学校東京JLA外語学院を設立。現在、理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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