日本外交―現場からの証言

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422300665
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

豊富な実務経験から日本外交の背後にあるものを探り、その本質を見極める。第2回山本七平賞受賞作品を新たな装いで復刊した。

外交とは「異なる価値観と利益の調整」、そして交渉における勝利の概念はいかに相手から奪うかではなく「いかにして相手の信用を勝ち取るか」につきる。外交の修羅場をくぐり抜けてきた著者自身の豊富な実務経験から、日本外交の背後にあるものを探り、その本質を見極めた斬新な一冊。第2回山本七平賞受賞作品が、新たな装いで復刊。危機と混乱の渦中にある日本再生の戦略とは何か。「自立した日本」への道筋が明らかになる。

内容説明

ベストセラー『戦後史の正体』の著者が描く現代日本外交の本質。20世紀を描いた第2回山本七平賞受賞作に21世紀の「政治・外交の今」を大幅加筆。名著がここに蘇る。

目次

1(二〇年ぶりに手にした、私の言論活動デビュー作。当時五〇歳だった現役外交官、孫崎享は何を考えていたか?!外交について、世界について、過去の自分と対話してみることにした;冷戦の終結が米国の戦略を変えた。これが日米関係に影響を与えた;米国の戦略に基づいて進められた日本社会の構造改革;米国隷従による日本の損失;日本が米国に従属的になった歴史;米国が日本に隷属を求める分野;国際環境の変化による米国一極支配の崩壊。米国追随だけでは日本の国益につながらないことが明確になった;時代はぐるりと一回りして、元の位置に戻ろうとしている。今こそ、『日本外交 現場からの証言』の考察を、もう一度役に立てていただきたい)
2(外交の第一歩は価値観の違いの認識;親善が外交の中心で良いか;情報収集・分析;新しい外交政策の模索;政策決定過程;外交交渉)

著者等紹介

孫崎享[マゴサキウケル]
1943年、旧満州国生まれ。1966年、東京大学法学部を中退し、外務省に入省。英国、ソ連、米国、イラク、カナダ駐在の後、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2009年まで防衛大学校教授。現在、東アジア共同体研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かじやん0514

4
もとの中公新書も読んだけど、そもそもそんなに名著かな…?引用という形で他人に語らせている箇所は気になる。対中国政策とかね。2015/08/25

Mik.Vicky

2
ちょっと読み進めるのが苦労した。やはり軍隊が無い日本はそれだけで大きく国益を損ねていると思う。「戦後レジームからの脱却」今の総理、安倍さんが掲げている目標をぜひ達成して、真に独立した国家になって欲しい。でもまだ当分の間は無理そうだな・・・2019/11/26

papahaba

2
本外交官 佐藤さんの本に通じる、外交の考え方。相手国・交渉関係者の「価値観」=(佐藤さんの「内在の論理」)の把握が重要。2018/08/14

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