「戦後再発見」双書<br> 検証・法治国家崩壊 - 砂川裁判と日米密約交渉

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり

「戦後再発見」双書
検証・法治国家崩壊 - 砂川裁判と日米密約交渉

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年03月29日 14時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422300535
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0332

出版社内容情報

全巻のご注文はこちらから


「戦後史の正体」「日米地位協定入門」につづくシリーズ第3弾! 大宅賞作家が戦後最大の事件「砂川裁判」の真実にせまる。

1959年12月16日、在日米軍と憲法九条をめぐって下されたひとつの最高裁判決(「砂川事件最高裁判決」)。アメリカ政府の違法な政治工作のもと出されたこの判決によって、在日米軍は事実上の治外法権を獲得し、日本国憲法もまた、その機能を停止することになった…。大宅賞作家の吉田敏浩が、機密文書を発掘した新原昭治、末浪靖司の全面協力を得て、最高裁大法廷で起きたこの「戦後最大の事件」を徹底検証する!!

PART1 
マッカーサー大使と田中最高裁長官

PART2 
秘密文書の発見
■砂川裁判干渉の秘密工作の背後にあった米軍の世界的な戦略
■アメリカと田中最高裁長官の深い関係、そしてアメリカが生み出した「九条解釈」

PART3
検証 法治国家崩壊

付録
 核密約と「有識者」会議
 年表

【著者紹介】
1957年、大分県臼杵市生まれ。明治大学文学部卒。ジャーナリスト。『森の回廊』(NHK出版)で、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。著書に、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』(めこん)、『生と死をめぐる旅へ』(現代書館)、『ルポ 戦争協力拒否』(岩波新書)、『反空爆の思想』(NHKブックス)、『密約 日米地位協定と米兵犯罪』(毎日新聞社)、『人を“資源”と呼んでいいのか』(現代書館)、『赤紙と徴兵』(彩流社)、『沖縄 日本で最も戦場に近い場所』(毎日新聞社)など多数。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

26
安保法体系の憲法体系に対する優越。日本には主権も立憲主義も三権分立もなかった。2023/11/21

壱萬弐仟縁

26
史料のポイントはゴシ太。1959年3月31日。緊急極秘公電が戦後日本の進路を決定づけるとは(015頁)。米軍駐留は憲法違反と明言した 伊達判決(前日022頁~)。跳躍上告までして、マッカーサー大使は異例を求めた背景に、米軍駐留は違憲の伊達判決をくつがえしたい米政府・軍の 意向があった模様(029頁)。密談があったことは、現代の特定秘密保護法のように、卑怯なやり方だと思われる。日米安保条約は高度の政治性を 有する。だから合憲、違憲判断は、内閣と国会の高度の政治、自由裁量 的判断と表裏一体。 2014/11/01

よこしま

22
1959年砂川裁判。立川米軍基地の滑走路拡張工事を止めようとした砂川町(現・立川市)、地裁の伊達判決では憲法に違憲となりましたが、高等裁を飛び越え一気に最高裁に入らせ、米国に有利な逆転判決となりました。2008年、マッカーサー大使(司令官の甥)と田中最高裁長官が伊達判決以降に何度も密談をしていた機密文書が発見され、裁判の裏が分かりました。2014/09/04

勝浩1958

11
東京地裁の「砂川裁判」判決は日米の密約交渉によって、最高裁で覆されました。 この間の経緯を見ますと、日本は正にアメリカの傀儡国家にも等しいように感じられました。米軍に関することはすべて治外法権の状態にあります。極論すれば、日本全土を米軍の基地にしてしまえば、日本の国民は手も足も出せなくなります。日本の裁判所は「統治行為論」によって逃げてしまいます。また、アメリカの解禁秘密文書で明らかになった事実を日本政府は隠したまま、その事実を認めようとしません。日本人は日米両政府に馬鹿にされたままです。2014/10/04

coolflat

9
砂川判決や安保交渉や戦車輸送阻止事件の裏で行われた米国の秘密工作について解説。砂川判決に関して言うと、「米軍の日本駐留は憲法9条に違反」という、砂川事件一審判決(伊達判決)に強い不満を持った米国は、マッカーサー駐日大使を通じて、日本政府と最高裁長官に政治的工作と内政干渉を行った。翌年に控えた新安保条約に間に合わせるため跳躍上告を要求。また逆転判決を得るための方便として、「わが国の存立の基礎にきわめて重大な関係をもつ」と考える問題について、裁判所は憲法判断しなくてもよいという、統治行為論が使われたのである。2014/10/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8104026
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。