大阪古地図むかし案内―読み解き大坂大絵図

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422250571
  • NDC分類 216.3
  • Cコード C0026

出版社内容情報

江戸時代を中心とした大阪の古地図を題材に、古今の地誌や生活文化を探る案内書。俯瞰図と細部拡大図の両方から謎解きを試みる「読み解きスタイル」という独自の趣向で、見応えと読み応えを兼ね備えた構成とする。大阪旧市街を中心に、堺、平野等の地図も使って、細部を解読・鑑賞する面白さを味わいながら、大阪各地の歴史・地理・文化がわかる本。好評「名所むかし案内」シリーズの姉妹編。折込み古地図「大坂大絵図」の付録つき。

内容説明

大阪の古地図を題材に、「読み解きスタイル」という見応えと読み応えを兼ね備えた独自の趣向で、古今の地誌や生活文化を探る案内書。大阪旧市街を中心に、堺、平野等の地図も使って、俯瞰図と細部拡大図の両方から解読・鑑賞する面白さを味わいながら、大阪各地の歴史・地理・文化がわかる本。付録・折込み古地図・貞享四年新撰増補大坂大絵図。

目次

第1章 元禄の古地図を読み解く(入門編―古地図の見方;読み解き実践編―元禄十二年新撰増補大坂大絵図から見えるもの(城と武家屋敷;蔵屋敷と米市、新地;船場とその道と川;島之内・道頓堀・千日前;天満―天満宮・市場;西船場;寺町・四天王寺;水都の川))
第2章 古地図読みくらべ(ふたたび入門編―古地図、その表現の多様性;読み解き応用編―時代を語る五つの古地図(浪華往古図;明暦三年新板大坂之図;天保新改摂州大阪全図;摂州平野大絵図;文久三年改正堺大絵図))

著者等紹介

本渡章[ホンドアキラ]
1952年生まれ。作家。1996年、第三回パスカル短篇文学新人賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Wataru Hoshii

3
古地図本はいろいろあるけれど、大阪のは珍しい。いまでも江戸時代以来の区割をよく残している町だけに、この本を片手に町を歩くのは面白そうだ。土佐堀界隈と土佐とのつながり、堀江新地や曽根崎新地の成り立ち、職人たちの町の由来。今につながる土地の記憶(ゲニウス・ロキ)の物語が詰まった、大阪の歴史に関心のある人は必携の一冊。2010/03/26

わ!

1
この本は、江戸時代の大阪の古地図もメインに解説してくれる本だ。この著者は古地図を「読み解く」と云っているが、まさに古地図とはそのようなもので、いろいろな情報が織り込まれているわけである。そりゃそうだ。何年前の人かは分からないが、古地図はその時代の人がその時代の自分が知っている情報をいろいろと織り交ぜて作っている。しかもそれが江戸時代の版木の地図ともなれば、一世一代の知識を織り込んで作られているものなのだ。なるべくそこに書かれた情報を引き出して「読み解く」。それが古地図を眺める際の礼儀と云うものでもあろう。2014/09/08

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